「学校、行きたくない」子どもからの“SOS”。当事者の親が伝えたい、小学校生活で習慣にしておくべきこと
習慣にしてよかったと思う、たった一つのこと
長男のことがあってから、今まで以上に、意識して取り入れている家族の時間。 それが、 毎日のうれしかったこと、悲しかったことを家族で話す時間を、当たり前につくること。 実は、その後も何度も、この時間には助けられています。 最近では、帰宅すると、「今日ね、こんなことがあったんだけど、〇〇はこう思うんだけどさ、どう思う?」と聞いてきてくれたり、「あとでみんな(パパや兄弟)にも、聞いてみる」 と、食卓でも話題になります。 下の子たちも、え、それはおかしい!とか、こうすればよかったんじゃない?とか、小さいなりに一生懸命考えて、自分の意見を言ってくれるように。 逆に、下の子たちが上の子にアドバイスをもらうこともあったりして。 いろいろな人とかかわる中で、自分や、一人の意見が正しいのではなく、いろんな考え方の違いや、こう思う人もいるかも……。など、いろいろな立場で考えられるように。
実は赤ちゃんの頃からの習慣づけで、さらにスムーズに
赤ちゃんの頃から出来ることもたくさんあります。 話せない1歳の娘には、保育士さんとの連絡ノートを見て、 「今日、〇〇したの?」と話しかけていると、お話が出来なくてもうれしそうな表情をするのがわかります。 少し話せるようになると、こちらからの声かけに、「やった!」「できた!」などと満足げに教えてくれるように。 年少さんくらいからは、その日のクラスの先生が書いてくれる掲示を見ているので、なんとなくは知っているけれど、あえて「今日は、何やったの?」と聞くと、「今日はねー。〇〇したよ」と教えてくれたり、難しければ、こちらから、〇〇したのかな?って、ヒントをだしたり。 「ママ、なんでしってるの?」とうれしそうにしながら、思い出して話してくれます。 長男の出来事をきっかけに、意識して毎日話すようにしていったところ、春から1年生の次男や、年長になる三男も、今日あったことをまとめて、自分から当たり前に話してくれるようになったんです。 うれしかったことや楽しかったことの共有も、親としては一緒に喜べてうれしいのですが、特に、悲しかったことや困ったことを、当たり前に言える場所があるって、すごく大切なこと。 あらたまると、言いにくいですよね。