史上最少キャリアタイVへ ウエストナウが4戦目での菊花賞制覇なるか
春の京都新聞杯で2着だったウエストナウ(牡3、栗東・佐々木晶三厩舎)が、菊花賞(3歳牡牝・GI・芝3000m)で史上最少タイとなるキャリア4戦目での制覇を目指す。 【写真】ウエストナウこれまでの軌跡 ウエストナウは父キズナ、母ファヴォーラ、母の父Frankelの血統。伯父のゴールドファン(Gold-Fun)は香港のG1を2勝、13年と14年の香港マイル、15年の香港スプリントで2着だった。 ここまで3戦1勝。3月阪神の未勝利(芝1800m)で既走馬相手にデビュー勝ち。中団からグイグイと伸びて、1分45秒4の好時計を叩き出した。さらに2戦目の京都新聞杯でも一気の相手強化、そして400mの距離延長を克服して2着に大健闘。1角手前で大きく左に寄れるなど、課題を残す走りではあったが、相当なポテンシャルを感じさせた。休み明けだった前走の神戸新聞杯では11着に大敗したが、初の道悪も堪えたか。少なくとも力を出し切っての負けではないはずだ。 今回はデビュー4戦目でのGI初挑戦となる。勝てば18年のフィエールマンと並び、史上最少キャリアタイでの菊花賞制覇。前走からのガラリ一変で、レース史に深く刻まれる激走を見せてほしい。