「食事はあまり合わなかった」「壁が薄く夜になると…」フェンシング江村美咲が選手村の”内情”を暴露。旗手を打診された葛藤も「自分でいいのかな?」【パリ五輪】
”怖さもあった”大役をなぜ引き受けのか?「誰しも経験できることじゃないですし…」
一方で、大役が決まったときの一番の心境は「まさか自分が!?」と率直に吐露。「もっとふさわしい人が自分の中で何人も思い浮かぶので、そんな中で自分でいいのかな?という気持ちと、あとは良くも悪くも注目される立場になるだろうなと思ったので、ちょっとそこに対する怖さとかもあった」と話し、旗手を引き受けるかどうか迷ったという。しかし、6月のアジア選手権の個人戦で優勝できたことが気持ちに変化をもたらした。 「誰しも経験できることじゃないですし、なかなかない機会だと思ったので。自分自身もここで引き受けなかったら後悔するだろうなって思ったし、それを聞いたスポンサーの方とか、いつも応援してくれる方がすごい喜んでくださった」 「そんな大役をやらされて...みたいな感じで思っている方もいらっしゃるんですけど、やらされたとかでもなく、色々とプレッシャーがかかってくるとかいうのも、覚悟したうえで自分で引き受けたことなので。それも全部自分の責任と思って受けさせていただきました」 100年ぶりにパリで開催されたオリンピックの開会式は史上初めて競技場外で行なわれ、選手たちはセーヌ川沿いを船に乗って入場。途中から強い雨が降る悪コンディションだったが、江村は笑顔を振りまき、日本選手団の旗手という大役を全うした。SNS上では「あの美人な金髪は誰?」と脚光を浴び、注目度はグンとアップした。 金髪のフェンサーは「楽しかったですよ。雨にも打たれたりしたけど」と笑顔を交えながら、「大変さも確かにあったけど、自分が旗を持ってセーヌ川で船に乗って、川沿いにはいろんなたくさんの人がいて、日本の国旗もたくさん見えて本当に一生の思い出になりました」と話し、花の都で過ごした大舞台を振り返った。 構成●THE DIGEST編集部
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