【プレビュー】8月打率4割の巨人・坂本勇人に注目、首位・広島は3位・阪神と激突、ほか | セ・リーグ | プロ野球
8月9日~11日に開催されるセ・リーグの見どころを紹介。
横浜DeNAベイスターズ vs 東京ヤクルトスワローズ
4位のDeNAと最下位のヤクルトが対戦。 後半戦は2勝9敗1分と調子を落としているDeNA。注目は正捕手の座を掴んだ山本祐大。今季は85試合に出場し、打率.295、2本塁打、25打点をマーク。8月7日の試合で規定打席に到達し、堂々の打率ランキング3位につけている。攻守でチームを牽引する司令塔に注目したい。 一方のヤクルトは、阪神との3連戦を勝ち越すなど調子を上げている。注目は今季初先発のマウンドに上がる高梨裕稔。今季はファームで12試合に登板(うち先発10)し、3勝5敗、防御率3.33とまずまずの投球を見せている。チームの勢いに乗り、2年ぶりの白星を手にしたい。
中日ドラゴンズ vs 読売ジャイアンツ
5位の中日と、2位の巨人が対戦。 上位浮上を狙う中日は、石川昂弥に注目。8月6日に一軍に復帰すると、3試合続けて一塁でスタメン出場。3試合で打率.364(11打数4安打)、1本塁打、2打点と当たっている。今季打率.389(18打数7安打)と得意の巨人を相手に、完全復活の姿を見せつけたい。 2カード連続で勝ち越し、首位・広島とのゲーム差を1としている巨人。注目は復調の気配がしてきた坂本勇人。6月、7月は打率1割台と苦しんだが、8月に入り5試合連続安打、打率.400(20打数8安打)と好調。7日には通算189回目の猛打賞を記録した。坂本が本調子を取り戻せば、逆転での優勝を狙う巨人にとって、大きな力となる。
阪神タイガース vs 広島東洋カープ
3位の阪神と首位の広島が対戦。 前カードは負け越したものの、後半戦は9勝3敗と絶好調の阪神。2位巨人とは1ゲーム差、首位・広島とは2ゲーム差と視界に捉えている。注目は3番を任される森下翔太。7月後半には5試合連続マルチ安打を放つと、8月は7試合で既に2本塁打、8打点と打ちまくっている。 後半戦は7連勝を含む8勝3敗1分と、ギアを上げてきた広島。一気に走るために重要な一戦の先発を任されたのは、3年目左腕の森翔平だ。昨季は4勝を挙げたが、これが今季初登板。ファームでは16試合で3勝6敗、防御率2.63の好成績を残し、一軍登板を掴んだ。ここで好投し、後半戦のローテ定着へ向けてアピールしたい。