SB退団濃厚のウォーカーに救いの手はあるか 注目集める「球団名」と「補強ポイント」
ソフトバンクのアダム・ウォーカーが来季の戦力構想から外れ、退団濃厚となっていることが24日付の「スポーツ報知」含め、スポーツ紙に報じられた。 【動画】ウォーカーが大暴れ!第3打席に特大のホームランを打った場面 ウォーカーは昨年11月、高橋礼と泉圭輔との1対2の交換トレードでソフトバンクに巨人から移籍。 今季は「7番・DH」で開幕スタメンを飾ったものの、20試合で打率「.169」、1本塁打、3打点と期待されたパフォーマンスを示せず、4月30日に登録抹消。その後はファーム暮らしが続いた。 一方、ウォーカーといえば、米独立リーグでは2年連続MVP獲得と打撃が期待され、巨人に入団。巨人時代は「ズッキュン砲」と愛称もついた、長打力で人気を博した。 来日1年目の2022年シーズンは124試合に出場、打率「.271」、23本塁打、52打点をマーク。守備と送球に課題を残したが、懸命に取り組む姿勢で多くのファンを獲得した。 日本球界3年目シーズンの今季は巨人から離れ、新天地での挑戦となったが、結果を残せず。ただ右の長距離砲を補強ポイントにする球団も多く、今後救いの手を差し伸べる球団はあるかも注目される。 まずは西武だ。歴史的な低迷に苦しんだ今季はヘスス・アギラ―、フランチー・コルデロの両助っ人が機能せず。4番不在にも苦しんだシーズンとなった。 チームは常勝軍団再建を目指して、今オフは首脳陣を刷新。西口文也新監督を支えるべく、巨人OBの仁志敏久氏を野手チーフ兼打撃コーチに招いたことも注目されている。 新任の仁志コーチといえば、DeNA2軍監督も務め、選手の特長に沿った指導に定評がある。仮に悩めるウォーカーを獲得となれば、再生を果たせるかも注目となる。 楽天も助っ人が機能しなかった。在籍2年目となったマイケル・フランコは今季68試合に出場、打率「.218」、8本塁打、30打点。メジャー通算130本塁打の実績を持つ右のパワーヒッターとしてポイントゲッターの役割が期待されるも、結果を残せず。 同じく右のパワーヒッターのウォーカーは補強ポイントと合致する。 ウォーカーは今季、開幕後は失速したが、オープン戦では5本塁打をマークと長打力を評価する声もある。果たして来季はどこのユニホームを着ているのか。今後の去就にも注目が集まりそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]