DF稲村隼翔「残留に貢献したい」今後も新潟帯同の可能性…ルヴァン杯決勝で堂々とプレーした東洋大生
[11.2 ルヴァン杯決勝 名古屋3-3(PK5-4)新潟 国立] 正式入団前の大学生が、これほどまでの大舞台で堂々としたプレーをみせたことがあっただろうか。初タイトルを目指したアルビレックス新潟の最終ラインで、DF稲村隼翔は120分間の激闘を戦い抜いた。 【写真】影山優佳さんが撮影した内田篤人氏が「神々しい」「全員惚れてまう」と絶賛の嵐 しかし稲村は「観ている方からしたら面白いゲームだったのかなと思うけど」とポツリ。「(個人としては)反省しかない。一番わかりやすいのは2失点目。自分が先にボールを触ってクリアしていれば失点はなかったと思います」とV逸に笑顔をみせることはなかった。 気になる週明けからの活動だが、大学に戻らずにこのまま新潟に帯同する可能性があるようだ。ルヴァン杯では決勝まで勝ち上がった新潟だが、J1リーグでは降格圏と勝ち点差5の16位。消化試合数からも気の抜けない状況は続く。 一方の東洋大はすでに年末の大学選手権(インカレ)出場圏内を確定。インカレ予選ラウンドを有利に戦うためにより高い順位でリーグ戦を終えたいところだが、稲村自身は「新潟の残留に貢献したい」という思いを強めている。 超満員で埋め尽くされた国立競技場でのゲームを終えて、「改めてサッカー選手って幸せな職業だなと思った」と話した稲村。東洋大生として注目されることに誇りを感じるとした一方で、本能をより突き動かされた様子だった。