民族対立、内政干渉…「イラクの二の舞」防げるか シリア・アサド政権崩壊から1カ月
米外交誌フォーリン・アフェアーズ(電子版)は、中国の軍事的脅威が強まるなか、米国はシリアに駐留する小規模な米軍部隊の撤収に向け、制裁を解除するなどし暫定政府の統治能力を強化すべきだと指摘した。
米軍が2003年に侵攻してフセイン政権が崩壊したイラクでは、平和の到来が期待されながらも民族・宗派対立が後を襲って中東の混乱要因となった。シリアの再建が目に見える形で成果を上げなければ、「イラクの再来」となる事態も否定できない。