「タケ・クボはバルサにも通用するよ」子供の予言通り…MVP久保建英「ソシエダで一番の試合かも。大事なのは明日、この街で…」覚醒の全事実
3-0でも…そこに不満を言うつもりはありません
バルサを相手に覚醒した久保は、前半終わりに中盤をドリブルで崩してオヤルサバルの絶好機を演出。また後半にも、意表をついたロングフィードからベッカーに好機を送り、アウトサイドでのクロスをゴール前に飛び込むブライスに送るなどしたが、追加点を奪うことはできなかった。 バルサは怪我明けのガビ、ダニ・オルモなどを投入し猛攻にかかった。フル出場した久保も自陣深くまで戻っての守備対応が求められたが、ソシエダは被枠内シュートを0に抑える堅守を見せ、見事勝利を手にした。 久保は試合後、このように答えている。 「3-0になってもおかしくなかったけど、そのことに不満を言うつもりはありません。勝ち点3を獲得したこと、明日、街で人々がこの勝利の話をすることが大事です」 「(バルサに対して)これ以上を求める人は、夢見ているんだと思います」 試合終了と共に拳を突き上げた久保は、途中出場となったガビの元へ寄っていってユニホームを交換。久々に見せる、晴れやかな笑顔でゴール裏サポーターの前へ進んだ。この後久保は、W杯アジア最終予選を戦う日本代表として、インドネシア戦、中国戦に臨む。 〈日本代表特集:つづく〉
(「サッカー日本代表PRESS」中島大介 = 文)