お世話になった大家さんに最後のあいさつ。寂しいとは言わないものの、切ない表情に涙…【作者に聞く】
育児や家族との日々を漫画にし、SNSで発信しているもしゃもぅ(@mosyamou)さん。なかでも、以前住んでいたアパートの大家さんとの交流を描いた「大家さんとハムソー」は、心があたたまる内容に読者からの反響が大きく、今年1月に電子書籍化された。 【漫画】本編を読む ウォーカープラスではこの電子書籍から一部抜粋し、もしゃもぅさんのインタビューとともにご紹介。騒音苦情が届くようになり、アパートから一軒家へ引っ越すことをきめたもしゃもぅさん家族。これまで暮らした部屋を掃除したあと、大家さんに最後のあいさつをする。 ■最後のあいさつで大家さんに伝えたかったこととは? 引っ越し前の掃除中に考えていたことを教えてくれた。 「とにかく綺麗にして、大家さんにお部屋をお返ししたかったです。住んでいた7年分の出来事も思い出しつつ、お掃除しました」 無事掃除が終わり、ハムソー君を連れて大家さんのおうちへ。最後のあいさつでは、どんなことを伝えたいと思っていたのだろう。 「とてもお世話になったことに対する感謝が一番です。あとはハムソーもちゃんと、大家さんにごあいさつできたらいいなと思っていました」 ハムソー君をかわいがってくれたことや自家製のお野菜をもらったことなど、今までの感謝を伝えるもしゃもぅさん。大家さんのどこか寂し気な表情が印象的だが、「寂しい」と言葉にされたことはなかったのだろうか。 「引越しを伝えてから当日まで、一回も仰っていなかったと記憶しています。言葉はなくとも、気持ちを沢山いただきました」 取材・文=石川知京