“ダウンが苦手”な大人が買うべき「ダウンに見えないダウン」6選(後編)
ダウンアウターの常識が、近ごろ少しずつ変わってきている。ボリュームのあるフォルムから一線を画し、素材や縫製技術の革新により、保温性を損なうことなくダウンに見えないフォルムを実現したダウンが続々と登場している。ここでは“ダウンが苦手”な大人に寄り添ってくれる、今季注目の6着をピックアップした。 【写真】コート派の大人が買うべき「ダウンに見えないダウン」6選を全部見る
miffew|VARSITY DOWN COAT
ミフューが作り出すのは都市生活者向けのワードローブとしてのダウンウェア。おすすめの一着は、首にフィットするように長めに設計されたネックリブが特徴的なダウンコート。しっかり羽毛が入っていながらも、着用するとわかるストンとしたストレートのシルエットはコート派も魅了されること間違いなし。前振りの袖は肘部分にボリュームを出し、立体的なフォルムに仕上げている。 表地はまるでウールのようなポリエステル100%の素材を採用。先染めの糸で織り上げることでリアルなウールに近い表情も魅力のひとつ。軽量なうえ、劣化に強く雨や湿気での縮むことがないため手入れも簡単だ。
TAION × IG|SEMI-WIDE PANTS
タイオンにビームスが別注したセミワイドダウンパンツ。両裾脇に深いスリットボタンを配したシンプルなデザインの一本だ。適度なハリ、ナチュラルなシワをもたせた、薄すぎない0.5ナイロンリップストップを表地に。裏地には850フィルパワーのタイオンダウンを充填した柔らかいナイロンタフタを使用した。 肌触りはふっくらとしたダウンのそれだが、はいた時のシルエットはスラックスのような雰囲気も漂わせる。暖かさをちゃんと確保しながらも、どんなスタイルにもハマるダウンパンツはぜひこの冬のワードローブに加えたい。
SOUTH2 WEST8|PULLOVER DOWN SHIRT
ダイアカットのキルティングデザインが目を惹くプルオーバー型のダウン入りシャツ。表地には軽量かつ耐久力のあるナイロンタフタ素材を採用し、裏面の中綿には通気性に優れたダウンとフェザーの混紡素材を使用した。裾と袖にはニットリブ仕様を施し、外気の侵入をしっかり防いでくれるのもありがたい。 アームや身頃はゆとりのあるシルエットなので、中にニットなどの厚手なアイテムを着込むことも可能。また、襟元の大きく開いたVネックからシャツをのぞかせたりと、さまざまなスタイリングを楽しむこともできる。重くなりがちな冬の装いをライトブルーのカラーで軽やかに見せてくれるのも◎。