【巨人】阿部慎之助監督、新加入「女房」甲斐拓也の包容力、競争力に期待「表情だけで会話できる」
巨人阿部慎之助監督(45)が新加入した甲斐の「包容力」と「競争力」に期待を寄せた。都内ホテルでの入団会見に同席し「僕も現役時代にソフトバンクに日本シリーズで8連敗しているので」と、自虐ネタで苦笑いした。 【写真】田中将大を質問攻めにする甲斐 相手にすれば手ごわいが、仲間ならば頼もしい。甲斐の持ち味は「包容力」と表現した。現役時代の背番号10を託し「何と言っても、画面から見ても、表情だけで会話ができる。まさしく女房役。もっと言うならば包容力がある。うちの選手に、すごくすごく、いい影響を与えられる」と話した。 23年のWBCで打撃コーチを務めた吉村編成本部長は「世界を相手にしても、どっしりとした存在感、周りを見る冷静さなど、いろんなところを見させてもらった」。捕手は岸田、大城卓、小林らがそろう中で、侍ジャパンの扇の要を阿部監督の直接交渉で獲得した。阿部監督は言う。「競争して切磋琢磨(せっさたくま)してチーム力が上がる。うちにも素晴らしい捕手がそろっていますし、いろんな知恵を出し合える。チームの素晴らしい強みになる」。生まれる「競争力」が、チームをさらに強くする。【上田悠太】