パンク町田「動物売買に反対の人」を否定しない訳 「人を襲う猿」生み出す、人間側の問題行動とは
働く人の「今」にフォーカスし、その仕事像に迫る「ドキュメンタリー 仕事図鑑」。第2回は、テレビの動物解説でおなじみの動物研究家・パンク町田氏に密着。著名な動物研究家である“ムツゴロウさん”こと畑正憲氏本人から“第2のムツゴロウ”と名乗ることを許されるほど動物の生態に精通している同氏に、普段あまり語ることのない“動物への思い”を聞いた。 ※記事の内容は動画「ドキュメンタリー 仕事図鑑」の取材における本人のインタビューを基に再構成したものです。外部配信先では動画を視聴できない場合があるため、東洋経済オンライン内、または東洋経済オンラインのYouTubeでご覧ください。 【動画を見る】テレビ出演に害鳥駆除、YouTuber、動物の研究など、いくつもの顔を持つパンク町田にとっての「仕事」とは
■それでもやっぱり私は、動物に携わりたい ――具体的な仕事の内容は? 動物の世話をして、ULTIMATE ANIMAL CITY(編集部注:パンク町田氏がプロデューサーを務める動物の研究施設)の若い子たちに動物に関する技術的なことを指導したり、取材の対応をしたり……それぐらいですよ。 ――若い頃から動物の輸入もされていますが、きっかけは? 21歳のときに勤めていたペットショップから独立し、本格的に輸入を始めたのですが、当時、本で見たことはあるけど、実物は見たことのない動物がいっぱいいたんですよ。どんなところで過ごしているのかも含めて見てみたくて現地に行ったとき、「何とか日本に輸入できないものだろうか」と思ったのが始まりです。
(自分以外にも)日本で見たいと思っている人はいっぱいいるだろうから、何とか見せてあげたいなと。 ――生業にできると思ったタイミングは? 商売になるかなんて考えたことがないし、初めから損得でやっているわけじゃないので。自分が欲しいというのもあったけど、それ以上に「あいつに見せてやりたい」っていうことのほうが大きかったから。自分が今持っているお金で、それができるかどうかということ以外は考えていない。