「そう簡単に基準は下げたくない」沢村賞の堀内恒夫選考委員長が“該当者なし”の理由明かす「今年のレベルで無理して選べば来年からの選考がより難しくなる…」
プロ野球史の名投手・故沢村栄治氏を記念し、シーズンを通して活躍した先発完投型の投手を表彰する「沢村栄治賞」の選考委員会が10月28日、東京都内のホテルで記者会見を開き、堀内恒夫委員長など、5人の選考委員が2019年以来5年ぶり、6度目の該当者無しを発表した。 【画像】沢村賞有力候補だった、ソフトバンク・有原航平が7回無失点の好投&決勝打…攻守で活躍をみせた日本シリーズ第1戦! 同賞の堀内委員長が10月29日に「該当者なし」とタイトルを付けた記事を更新。冒頭に「2024年の沢村賞1時間30分ほどの時間をかけて選考委員で検討した結果、最終的に『該当者なし』ということでまとめました」とはじめ、続けて「間違えてほしくないのは、この賞は今年の最優秀投手を選ぶ賞ではなく、沢村栄治さんの栄誉と功績を称えて制定された最も活躍した完投型先発ピッチャーを選ぶ賞であるということだ」と賞の意味についても言及し、伝えた。 そのうえで、同氏は「威厳があり格式もある。選考基準は7項目。ピッチャーは分業制となり項目基準が時代にそぐわなくなってきているのはわかっている。基準を全部クリアすることは難しいだろう」と現役ピッチャーらに同情。しかし、同氏は、「せめて5項目はクリアしてもらいたい本音を言ってしまえば沢村さんのお名前が冠についている間はそう簡単に基準は下げたくない」と胸中を明かした。 続けて、同氏は「でも、簡単に賞をあげたくないという気持ちではなく毎年、『誰かに取ってもらいたい』そう思って選考しているのも本音なんですよ」と話し、「今年は突出した成績を残したピッチャーが出てこなかった。多くて4項目止まり」と沢村賞にふさわしい投手がいなかったことを伝えた。 また、同賞の受賞者が“該当者なし”という結果になった理由として、同委員長は「今年のレベルで無理して選べば来年からの選考がより難しくなる。そして選んだことに対して確かな理由も必要となる」と述べ、続けて、NPBファンに向けて、「誰が受賞するのか楽しみにしてくださったファンの皆さんには申し訳ないけれど以上が、該当者なしの理由です」と丁寧に伝えた。 元巨人の監督でもある、堀内委員長は、同賞の最有力候補に挙がっていた古巣の右腕について、「戸郷の目標の1つに『沢村賞』を掲げていることは知っている」記し、「戸郷の場合、3連戦の初戦に投げることは、相手もエースピッチャーが出てくるわけだから数字を残すことはより大変なことだ。でも、それをわかった上で来年はより数字にもこだわって投げてもらいたい」と指摘した。 最後に、「 もちろん戸郷だけじゃなく12球団全ての先発ピッチャーには同じような思いでみています。頼みましたよ!!!」と綴り、記事を締めた。 構成●THE DIGEST編集部
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