無印良品、日産……“メタバース”ストアの狙いは? 4年後の市場規模は「2兆円」か 落合陽一が読む…メタバース時代の4つのカギ
■将来はメタバースの世の中に?
有働キャスター 「いろいろな挑戦がありますが、メタバースは正直話題になってから、それほど広がっていない気もしていましたが、落合さんはビジネスで成功すると思われますか?」 落合陽一・筑波大学准教授(「news zero」パートナー) 「遠い将来、確実に人類はいずれ“メタバース”にはなると思います。電話やインターネットのない時代のことを思い出せますか? それが2100年なのか2025年、2030年なのかは分かりませんが、確実には来ると思います」
■落合さん「AIで到来は早まるのでは」
有働キャスター 「そのカギになるものがあるとすると?」 落合さん 「何かと問われると結構難しいですが、4つあると思います。(まずは)“高速なネットワーク環境”、(次に)ヘッドマウントディスプレイなど“適度な入出力装置”です」 「(3番目は)それがないと生活に困ってしまうような、“みんなで使うことで利便性が発揮されるアプリケーション”。通信したり、ネットワークでつながったりすることでみんなで連絡を取ったりするものです」 「キモは4番目だと思います。デジタル世界を構築するためには“無限の労働力”が必要です。人が手でデジタル世界をつくるには人の数、労働力が圧倒的に足りません」 「しかし近頃は生成AIがそれをつくってくれるようになったので、メタバース(時代)の到来が以前(の予想)よりは少し早まるのではないかと最近思っています」 有働キャスター 「どのくらい早まるものですか?」 落合さん 「2027年~2030年の間に、意外と何とかなるのではないかと思います」 有働キャスター 「その頃にはそういった世界が来るのですね」 落合さん 「結構早めに動きそうです」 有働キャスター 「(私は)まだ(メタバースを)やったことがないですが、やった方がいいですか?」 落合さん 「やった方がいいです」 (10月24日『news zero』より)