子どもに「サンタは本当にいるの?」と聞かれた時のベスト回答は?オランダの“子育てコーチ”がアドバイス
子どもの感情を大切にする
サンタの真実を聞いた時の反応は子どもによって異なる。「私の9歳の娘は、妹や弟は知らない秘密を知る大人になったことに誇らし気でした」とエドリン博士。長い間信じていた自分を恥ずかしく思う子どもや、自分が知っていたサンタを失うことを悲しむ子どももいるかもしれない。 親は子どもを特定の反応に導こうとしないことが大事だ。「ポジティブであれネガティブであれ、子どもの感情を支配するのが親の役割ではありません」とフォード。 「親の役割は、安全で愛情にあふれ、認めてあげる環境を作ること。誠実に子どもとつながり、共感することに重点を置きましょう。そうすれば、会話がみんなにとっていい終わり方をするはずです」 また、サンタにまつわるいい気分を維持することも大事にしよう。「たとえ、サンタが一晩中プレゼントを届けていると信じるには大人になりすぎたとしても、クリスマスシーズン中、サンタにまつわることを子どもたちに話すのは楽しいものです」とエドリン博士。 「寛大さや優しさ、幸せといったサンタの精神について話すことで、年齢にかかわらず、サンタの魔法を心に持ち続けることができます」
Facebookの投稿で拡散された、匿名の親のすばらしいアイデアとは?
それはサンタからプレゼントはもうもらえないけれど、サンタになれるくらい大人になったのだと子どもに伝えること。彼女は次のように書いている。 「子どもが6~7歳になり、サンタは実在しないのかもしれないという疑惑が芽生えてきたとわかったら、子どもの準備が整った証拠。私は地元の店に「コーヒーを飲みに」連れ出す。ボックス席に座り、それぞれドリンクを注文すると、次のように宣告する。『あなたは今年、ものすごく大人になったわね。身長が伸びただけでなく、心も成長したのが私にはわかる(と伝えて、子どもがこの1年に行った共感できる行為や、人の感情を考慮したエピソード、親切な行いなどの例を2~3個挙げる)。 事実、あなたの心はとても大人になったから、サンタ・クロースになる準備が整ったと思うの。あなたはたぶん、ほとんどのサンタは、サンタの仮装をした人だと気づいているわよね。サンタなんていないと友だちに言われたかもしれない。多くの子どもたちは、まだサンタになんてなれないと思っているけれど、あなたはその準備ができている。私たちは普通、子どもに近所の誰かを選ばせるの。その子のミッションは、ひそかに巧妙に、その人が必要とするものを見つけ出し、それを準備してラッピングして届けること。決してその人に、それがどこから来たものか明かしてはいけない。サンタは自分の功績を認められることが大事なのではない。無私になって人に与えることが大事なのよ』と」 彼女には息子が2人いて、小さいうちはサンタを信じて楽しい思いをしてほしいけれど、いずれ、クリスマスはプレゼントをもらうことがすべてではないと学んでほしいという。 そんな日が来るのは親が思っているより早いかもしれないけれど、その後何年も続くクリスマスの新たな伝統が始まるはずだ。
From Good Housekeeping US