子どもに「サンタは本当にいるの?」と聞かれた時のベスト回答は?オランダの“子育てコーチ”がアドバイス
クリスマスイブにはわくわくするような伝統がたくさんある。クリスマスの音楽をかける、クリスマスディナーを食べる、サンタのためにクリスマスクッキーを用意し、夜遅くまで起きていてツリーの下にプレゼントが置かれるのをこっそり見るなど。 【写真】クリスマスの定番映画『ホーム・アローン』出演者の現在|世界一有名な子役の今は? だが当然のことながら、いずれ子どもたちは、どうやってサンタは一晩にこれほど多くの家を回るのか、彼は本当に存在するのかなど、疑問を持つようになる。こうした避けては通れない問題が起こった時、子どもたちにサンタをどう説明すればいいのだろう。
子どもたちの質問と質問の仕方に気をつける
サンタ・クロースに疑問を持つのは、子どもの自然な成長過程の一部。だが、親たちはそれにどう答えるかをコントロールできる。子どもたちはサンタについてもっと情報をほしがっているだけなのか、それとも他の要素があるのだろうか。 以前より質問の回数が増えてきたと感じたら、落とし所を考える時。「子どもの準備ができているかどうかというより、親にその準備ができているかどうかが大事になります。私たち大人がストーリーを始めたのなら、それを終わらせるのも私たちの仕事なのです」と言うのは、子育てコーチでBe Kind Coachingのオーナー兼CEO、メガン・フォードだ。 質問が1つや2つのうちは、まだサンタの魔法を終わらせるサインではないかもしれないが、そろそろ準備を始める時ではある。「子どもが質問し始めたら、プランニングを開始しましょう。あなたの家庭ではサンタのストーリーにどういう見解を持つか、あなた独自の方法で決めるスタートだと考えましょう」とフォード。 すぐに答えを見つけなくていい。「子どもがサンタ・クロースは本当にいるのかとたずね始めると、私自身も含めて親たちは『もちろんよ』と言うか、まともには答えないで質問をはぐらかすのどちらかです」と、The Art and Science of Momを運営しているエミリー・エドリン博士は言う。 「子どもが疑問を持ったとしても、これで納得しているうちは、信じるのをやめる準備がまだできていないかもしれません」 ところが、そのうち質問の仕方が変わってくるかもしれない。「子どもが『サンタなんて本当はいないんだよね?』などと言ったら、なぜそう思うのか子どもに聞き返してみるのは有効です」とエドリン博士。 「子どもの年齢が上がり、より批判的に考えるようになると、サンタは実在しないと言うでしょう。特に同年代の子がサンタは実在しないと言ったという場合はそうですね。そうなったら、子どもは真実を聞く準備ができているとサインです」 この変化が起こる時期は子どもによって異なるが、7歳~10歳くらいに真剣に質問するようになると考えよう。2019年に家庭づくりに関するサイト『House Method』が全米4500家族を調査したところによると、サンタ・クロースを信じなくなる平均年齢は8.4歳だった(州によって異なり、ミシシッピ州の子どもは一般的に10歳まで信じ、オレゴン州の子どもは7歳で信じなくなるという)。