【ヤクルト】”鬼”の高津監督、若手にオフ返上指令 今キャンプの参加メンバーに「休んでる暇はない」
低迷脱却を目指す指揮官が鬼になる。ヤクルトの高津臣吾監督が若手に休日返上指令だ。松山市の坊っちゃんスタジアムで行っている秋季キャンプの第2クールが11日に終了。13日から17日までの第3クール後はオフになるが、今キャンプの参加メンバーに「休んでる暇はない」とオフ返上も辞さない覚悟を求めた。 言葉に込めた思いは、2年連続Bクラスからの逆襲に不可欠な戦力の底上げだ。参加メンバーは秋の鍛錬期間でハードなトレーニングをこなしているが、陣頭指揮をとる高津監督は「まだまだだね。足りないものはたくさんある」と指摘。続けて自主トレ期間中の心得を説いた。 「体を休める時間もすごく大事だと思うけど、1軍の選手よりもいい状態で(来春の)キャンプに入ってきてほしい。ベテランよりも強くスピードのある体でいてほしい」。主力を脅かす存在になれ。若手の現有戦力がレベルアップすれば、レギュラー陣もうかうかしていられない。その相乗効果でチーム力強化を推し進める。
中日スポーツ