「こどもホスピス」に理解を 闘病中の親子支えるNPO法人がシンポジウム 先進地の事例も紹介
小児がんなどの重い病気と闘う子どもと家族をサポートする「NPO法人 ふくいこどもホスピス」が16日にシンポジウムを初開催し、終末期を迎えた患者が穏やかに過ごす子ども向けのホスピスについて理解を訴えました。 同法人は、闘病中の子どもたちと家族がともに楽しめる活動や、家族の悲しみに寄り添うケアなどに3年前から取り組んでいます。 シンポジウムには会場とオンラインに合わせて220人あまりが参加し、こどもホスピスの先進地・神奈川県横浜市での開設への道のりなどが紹介されました。横浜市の施設の代表者は、小児がんで余命宣告を受けるなど終末期を迎えた子どもとその家族が、最期の時間を充実させることの必要性を訴えました。 ふくいこどもホスピスには現在10人が所属し、今後は家族会の開催や入院に付き添う家族のサポートなど活動を拡大したいとしています。