『ディズニー ピクセルRPG』先行プレイ紹介。『ズートピア』のニックとジュディが『眠れる森の美女』のマレフィセントと共闘も。ディズニ―キャラクターとともに、ピクセル世界を救う完全新作RPG
ガンホー・オンライン・エンターテイメントより事前登録受付中のスマートフォン向けアプリ『ディズニー ピクセルRPG』。本作はさまざまなゲームジャンルをテーマにした世界“ゲームワールド”を舞台に、主人公(プレイヤー)が各世界の住人と協力してゲームワールドをおびやかす敵に立ち向かうというRPG作品。 【記事の画像(17枚)を見る】 ドット絵になったディズニーの仲間たちを自由にパーティ編成したり、育成したりしながら冒険を楽しめるのが大きな特徴だ。今回はそんな本作の先行プレイする機会を得たので、気になるゲームシステムや魅力をレビューとともにお届けする。 マネーバに襲われたゲームワールドを救う大冒険 本作の舞台はピクセルで構成されたゲームワールド。冒険者である主人公はこの世界で遊ぶためにアバターを作成するものの、その直後に突如としてマネーバというバグが世界に出現する。 主人公はゲームワールドにいる仲間たちと協力してマネーバを退け、各地の異変を取り除くことになる。本作の見どころは何と言っても、さまざまな世界にいるディズニーキャラクターたちの共演だ。 本来、ゲームワールドは互いに干渉できない仕組みになっているのだが、マネーバによる異変によって空間が歪み、それぞれの世界に行き来できるようになっている。世界の垣根を超えて出会うキャラクターたちでドリームパーティを編成し、ともに戦えるのはテンションがあがる。 たとえば、本作には“リズムゲーム世界のミッキーマウス”や“アクションゲーム世界のミッキーマウス”など、多彩なミッキーマウスが存在。序盤のチュートリアルでは彼らがいっしょに戦う姿が見られる。 同じ存在が集結するだけではなく、その世界で敵対していたものどうしが力を合わせる一幕もある。 “プリンセス・サーガ”の世界では“魔法の姫 オーロラ”と“悪の支配者 マレフィセント”が一時休戦してマネーバに立ち向かう光景も。こうしたアツイ展開が多く、ストーリーを読み進めるのが非常に楽しかった。 シンプル、でも奥深い王道RPG。戦うのも、育てるのも楽しい! 本作はスタミナを消費して、各世界にあるステージに挑み、ひとつずつクリアーしていく方式。スタミナは時間経過で回復するほか、アイテムやクリスタル(課金要素)で回復することも可能。 戦闘は最大5体のキャラクターを編成して戦うターン制コマンドバトル。キャラクターはこうげき、ぼうぎょ、スキルの中から好きな行動を選んで戦闘をする。出現するすべて敵のHPをゼロにすればこちらの勝利となる。 スキルは、こうげきやぼうぎょで溜まったSP(スキルポイント)を消費して発動する技のこと。敵単体または敵全体にダメージを与えるものやHPを回復するもの、特定のステータスを高めるものなど、キャラクターごとに多彩なものが存在する。全員がダメージを与えるスキルだと、HPを回復できずに敵に倒されてしまうこともあるため、バランスよくパーティを編成することが重要になる。 敵によっては“レッドブレイク”や”イエローブレイク”といった弱点が存在する。対応する“●●ブレイク”と書かれたスキルを、その敵にヒットさせれば大ダメージを与えられる。 "ミラクルアクション"という、パーティ全体でくり出すことのできる、いわゆる必殺技もある。これは敵にダメージを与えることで専用のゲージが増加していき、最大まで溜めると発動できるようになる。敵全体に大ダメージを与えたり、味方の攻撃力・防御力を大きくアップさせるなど、スキル以上の効果を持つ。 ミラクルアクションはストーリーを進めることで、新たなものが手に入り、パーティの編成画面から変更することができる。 発動すると特別な演出が入る さらに本作は自動で敵と戦う“オート機能”や戦闘をスピーディにする“倍速機能”もあるため、片手でポチポチと遊べる手軽さがある。一方で敵のレベル(難度)が上がると、オートではクリアーできないこともある。そういった場合では編成を変えたり、手動でコマンドを選択して戦ったりといった戦略性が求められることも。 もちろんキャラクターの育成も重要だ。本作ではガチャやストーリーで手に入れたキャラクターを下記の要素で強くすることが可能。 『ディズニー ピクセルRPG』育成システム Lv強化:キャラクターのレベルを上げる。レベルが上がるとHP、攻撃、防御のステータスが上昇し、戦闘を優位に進められる能力強化:キャラクターの攻撃力と防御力を上げる。Lv強化と併用することで、キャラクターをさらに強くできるレアリティ解放:キャラクターのレアリティをひとつ上げる。レアリティが上がると、強化できるレベルの上限が増える。レアリティは最大で5まで上げられる。限界突破:ガチャで同名キャラクターが被った際に得られるアイテムを使って、そのキャラクターの能力を強化する。いわゆる凸システムのことアビリティカスタム:キャラクターにランダムでアビリティを付与する。アビリティは戦闘中に条件を満たせば自動で発動する、いわゆるパッシブ効果のようなもの。付与できるのはひとつまで。不要なアビリティの場合は上書きして別の効果を付与することもできる。 ※各育成システムで強化するにはゲーム内で手に入る専用の育成アイテムが必要 このように本作はさまざまな方法でキャラクターを育成できる。とくにアビリティは、ランダム要素が強く、効果の種類も豊富なので自分が追い求めるものを見つけるというやり込み要素にもつながっている。ガッツリ育成したい人にとってはうれしい要素と言えるだろう。 あと個人的にうれしかったのが、レアリティ解放だ。これのおかげで、レアリティが低いキャラクターでも育成すれば活躍の場が生まれ、パーティ編成の幅も広がる。お気に入りのディズニーキャラクターをとことん育成できるのはファンにとってありがたい限りだ。 レアリティ解放前と解放後。こんな感じですべてのキャラクターを強化可能。 おしゃれや交流で仲間の輪がもっと広がる 本作は戦闘や育成以外の遊びも充実している。ここでは筆者がとくに気になった3つの要素をピックアップして紹介する。 まずはおしゃれの要素。アバターの服やアクセサリーを付け換えたり、ヘアスタイルを変えたりして主人公の見た目をコーディネートできる。なかにはディズニーキャラクターの衣装を模した洋服もあり、自分だけのおしゃれを満喫可能だ。なお、アバターの見た目は戦闘等に影響しないので、自由に着飾って大丈夫だ。 つぎは交流。主人公の拠点となる街では、自身が手に入れたキャラクターたちが散歩している。彼らをタップすることで、会話を楽しんだり、ときにはアイテムをもらえたりする。お気に入りのキャラクターとの時間を楽しもう。 交流はキャラクターだけではない。ほかのプレイヤーをフォローしてフレンドになったり、仲よくなった相手にメッセージカードを送ったりしてコミュニケーションを取ることもできる。 メッセージカードは言葉だけではなく、便せんとそこに貼るスタンプを自由に選べるようになっている。渾身のデコレーションをしたカードをフレンドに送って、仲をさらに深めるのもいいだろう。 最後は図鑑。出会ったキャラクターやエネミーなどの情報を見られる要素だ。図鑑を埋めるとボーナスとして、アイテムがもらえるほか、所持しているすべてのキャラクターのステータスが上昇する追加効果が得られる。 キャラクターを強くするために図鑑を埋める、図鑑を埋めるためにストーリーを進める、といった感じでゲームを遊びつづけるためのモチベーション維持にも繋がっていた。 ディズニーの新たな世界を楽しめる、手軽さとおもしろさが融合した期待作 ピクセルで作られたゲームの世界で、さまざまなディズニーキャラクターたちと力を合わせて戦うという世界観が魅力の一作。多彩なキャラクターが登場したり、意外なキャラクターどうしが力を合わせたりと、これまでにはないストーリー展開が見どころになっている。ディズニーを知っている人ほど、ワクワクすることだろう。 戦闘と育成はスマートフォンでも遊びやすく、内容もシンプルでかなりわかりやすい。それぞれの要素にはチュートリアルがあり、ゲーム側が遊びかたを懇切丁寧に教えくれるので、RPG初心者でも安心して遊べる。一方で限界突破やアビリティカスタム、高難度ステージなど、遊びかた次第で奥深くなる要素もしっかり用意されているため、本作をガッツリ遊びたいRPG好きにも楽しめる内容に仕上がっていた。 そのほかにもアバターでおしゃれを楽しんだり、いろいろな人と交流したりと、夢のようなひとときを満喫できる要素も詰まっている。ぜひ本作で新たに構築されたディズニーの新たな世界を体感してみてはいかがだろうか。スマートフォン向けアプリ『ディズニー ピクセルRPG』は事前登録受付中で、10月7日にサービス開始を予定している。