大井町に「馬刺と旬魚 かずさや」 大井新地の火災被害から移転・再出発
和食店「馬刺と旬魚 かずさや」(品川区大井1、TEL 03-4400-5406)が大井町にオープンして3カ月がたった。(品川経済新聞) 【写真】「馬刺と旬魚 かずさや」外観 場所はJR大井町駅西口近くのビル1階。すし店跡を一部改装して活用する。店舗面積は約24坪。席数は35席。店内は淡いグリーンの壁紙を採用し、明るすぎず暗すぎない落ち着ける空間を演出したという。 同店は大井新地で馬刺し専門店「毘沙門天 馬道の心つくし」を営業していたが、昨年11月21日早朝に発生した同エリアの火災被害によって店舗を焼失。移転に際して店名を変え、メニューを大幅にリニューアルした。店主の高橋秀光さんは「大井新地で11年営業し、店舗面積やオペレーションの都合から広い物件に移転しようと考えていた矢先の出来事だった。リセットして臨もうと新しい物件を探し、1年越しでようやく店を再開できた」と話す。 新店では、これまで看板料理にしていた馬刺しに加え、その日市場で仕入れた魚を使った料理を提供する。「釣りが好きで、以前は船に乗って毎週のように行っていたので、いつかは店で魚も出したいと思っていた。馬刺しは旬を感じにくいが、魚なら季節ごとの変化を楽しめる。定番の魚がありつつも、できるだけ日替わりの魚をお客さんに提供したい」と高橋さん。 フードメニューは、「馬肉コース」(5,500円)をメインに、「刺身盛り合わせ」(1,738円~)、「本まぐろ刺身盛り合わせ」(1,628円~)「馬刺」(1,480円~)、「桜ユッケ」(1,100円)、「たらちり」(1,078円)、馬肉にウニを乗せた「うににく」(2,178円)、日替わりの魚や旬の食材を使ったアラカルト料理などを提供する。 ドリンクメニューは、「キリン一番搾り」(680円)、各種日本酒(550円~)、各種焼酎(650円~)、ソフトドリンク(350円)など。「馬肉コース」にプラス2,200円で2時間飲み放題も用意する。 高橋さんは「馬刺しだけでなく、旬の魚や旬の野菜料理も提供するスタイルを『シン・トウキョウスタイル』と名付けた。全国からおいしい食材が集まる東京で、肉を食べたいときにも魚を食べたいときにも利用してもらえたら。より多くの方々に、相性のいい食材を組み合わせた料理を味わっていただきたい」と意気込む。 営業時間は16時~23時。日曜・祝日定休。
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