ケガから復帰のカーショーがドジャースを支える。大谷翔平が援護の第39号
スランプ気味の主砲が豪快弾で復帰後好投を続ける左腕を援護した。ドジャースの大谷翔平は現地8月18日(日本時間19日)、敵地ブッシュスタジアムでのカージナルス戦に「1番・指名打者」でスタメン出場し、5回に先制の今季39号ソロ本塁打を放った。
試合は先発登板したクレイトン・カーショーによる6回4安打無失点の好投を2得点で援護したドジャースが2-1で勝利し、敵地でのシリーズを2勝1敗で勝ち越すことに成功した。これで大谷はシーズン40本塁打へ王手をかけ、盗塁も目下37盗塁としていることから、今季の40-40(40本塁打40盗塁)達成は時間の問題となった。
『MLB.com』でドジャースを担当するフアン・トリビオ記者は試合後、エース左腕の快投を伝える記事を投稿。その冒頭で、ドジャースが今春にシーズン半ば以降の復帰が確実だったカーショーと契約を延長した際、「当時、ドジャースはカーショーの復帰を必要不可欠なものではなく、贅沢なものになると予想していた」と指摘。
さらに「開幕を迎えるにあたり、今年の球団にとって先発ローテーションは強みであると信じられていたのである」としつつ、「あべこべに先発ローテはケガへの対応を強いられ一貫性を欠くなか、ドジャースは今一度、猛烈に必要とするエースとして、カーショーを頼りとしている。そして、輝かしいキャリアを継続させるなか、左腕は大々的に役目を果たした」とした上で、このカーショーが見せた活躍を詳報した。
そして打線については、「カーショーを背後から援護するドジャース打線は、中指を負傷したフレディー・フリーマンを欠くなか、左腕に212勝目を届けるのに辛うじて足りるだけの働きを見せた」とした上で、「ショウヘイ・オオタニが5回にソロホーマーを放つと、ミゲル・ロハスも適時打でそれに続いた」と5回の得点シーンを簡単に振り返った。
なお、『MLB.com』は現地18日付で最新のMLBパワーランキングを発表し、ドジャースを4位に格付けているが、この根拠として復帰したカーショーの高いパフォーマンスを挙げており、これについて、「また、カーショーのようにプレーするカーショーを見るのはかなり素晴らしいこと」とした上で、「ドジャースはもう(カーショーについて)、間違いなくなんら心配はしていないだろう」としている。
J SPORTS 編集部