シュート数はCL全体4番目に多い“95本”もあるのに…… センターフォワードが決まらないPSGに続く決定力不足問題
ここはムバッペ退団の影響が大きかったか
キリアン・ムバッペの退団がありながらも、国内のリーグ・アンではきっちりと結果を出しているパリ・サンジェルマン。しかし、チャンピオンズリーグでは5試合を戦って1勝1分3敗とかなり厳しい状況にある。今節もバイエルンに敗れてしまい、現在は敗退ラインとなる25位に沈んでいる。 物足りないのがセンターフォワードの部分だ。当初よりムバッペ退団で得点力がダウンすることは覚悟のうえだったはずだが、ルイス・エンリケ率いるチームはまだセンターフォワードの部分を固められていない。 候補者の1人であるポルトガル代表FWゴンサロ・ラモスは早々に負傷離脱してしまい、戻ってきたばかり。フランス代表FWランダル・コロ・ムアニはここまで2ゴールに留まっており、エンリケの構想に入り切れていない。 エンリケは韓国代表MFイ・ガンインの偽9番など試行錯誤しているが、やはり絶対的な点取り屋が不在なのは痛い。 数字だけを見ると、チャンスメイクの部分は悪くない。今季のPSGはCLで実に95本のシュートを打っており、これはマンチェスター・シティ、バイエルン、PSVに次いで4番目に多い。しかし枠内シュートの数では、27本で全体14位まで落ちる。得点数も僅か3点だ。 ここまではFWブラッドリー・バルコラがシーズン全体で10ゴールと奮闘しているが、バルコラに続くチーム得点ランク2位がMFのイ・ガンイン(6ゴール)というのは少々寂しい。CLの舞台でゴールを奪うには決定力が不足しすぎているか。
構成/ザ・ワールド編集部
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