“己の包茎手術を行った”東大理三医師のクレイジーすぎる人生「自分が一番上手いので」
美容外科医へと転身。六本木に「下半身美容」の専門クリニックを開業
その夢の実現のため、外科医と並行して美容クリニックで勤務医として経験を積み、その後渡韓。女性器形成分野の第一人者のもとで、技術の研鑽に励んだ。さらには己に局部麻酔し自身の包茎手術をも施したという。 「僕は女性や男性のどちらか一方に偏った治療にせず、男女ともに幸せになるための治療をしたかった。正直、女性の悩みは実感としてわからないものの、男性の悩みには共感できる。多くの美容外科医が自分を実験台にしてあれこれ施すように、自らの手技を高めるために自分の仮性包茎の切開術を行いました。国内にも包茎手術を行っている医院は数多くありますが、いわゆる”バイト医”が片手間に行っている場合も多い。そういう事情も熟知していたからこそ、性器の形成手術を専門的に学んだ自分が一番上手いことをわかっていたし、だからこそ他人任せにできなかったというのもあります」 勤務医としての日々や開業に向けた準備期間はおよそ2年に及び、2022年に港区六本木に「ヴェアリークリニック」を開院。六本木という地を選んだのは「いくつか候補がある中でこのクリニックが一番アクセス、立地、規模含めて良かったから」だという。 「女性患者に最も人気のメニューは、膣内にヒアルロン酸を注入する“名器形成”です。患者の年齢層は20代から80代まで様々ですが、最も多い年齢層は30、40代。婚歴に関わらず“久々に彼氏ができた”とベッドインしたものの“痛くてできなかった”や“相手の反応がイマイチだった”などが理由で来院するケースが多いです。“名器形成”の中でも人気なのが『俵締め』。膣内に何箇所か注射しヒダを形成し、締め付けるようなつくりにする。価格はヒアルロン酸の量によって変わり、20万~80万円くらいです」
YouTuberとのコラボで認知度急上昇。将来は海外も視野に
井上院長はYouTubeチャンネルも開設しており、セクシー女優や有名インフルエンサーとのコラボレーションも積極的に参加している。特に“大物マダムタレント”こと整形インフルエンサー、アレン様とのコラボ動画は23万回再生数にものぼり、大きく注目を集めた。 動画内ではアレン様から局部を見せるよう迫られる衝撃的なシーンもあるが、このような動画に出演することについてはどう考えているのだろうか。 「これらのプロモーションは、本当に悩んでいる方にクリニックを知ってもらいたい一心で行っています。実際、セクシー女優の三上悠亜さんとのコラボ後は『悠亜ちゃんの動画を見てきました』という患者さんもいましたし、アレン様とのコラボは当院の認知をかなり広げていただきました。またXで、元ZOZOTOWNの前澤さんのようにお金配りをした時は売名や品がないとも言われましたが、どの活動にも明確な理由があります」 こういった派手なプロモーション活動について、外科医時代の交友関係や家族はどう受け止めているのだろうか。すると、意外な言葉が返ってきた。 「外科医を辞める時は誰からも止められなかったし、両親には外科医を辞め開院してからの報告でした。僕の両親や外科医の兄、外科医時代の知人などがYouTubeやXを見てるかどうはわかりませんが、内心“血迷ったか!”と思ってる人もいるかもしれません(笑) 現在クリニックには韓国や中国、欧米の女性からも問い合わせが殺到。昨年11月には中国・河北省の富裕層向け美容サロン兼クリニックから招待され、女性器形成のセミナーや希望者への施術を行なったという。 「今後は自分の技術を海外にも広めていくことも視野に入れています。もちろん国内においても、ここ六本木から事業を拡大していきたいです」 外科医としての一生安泰の道を外れ、自ら未踏の地で道を切り開いた井上院長。今後もその開拓は続くことだろう。 <取材・文/MySPA!特別取材班> ―[クレイジー東大生 【MySPA!マンスリー特集】全10記事]―
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