<ドクターY>故・西田敏行さん最後のドラマ 謎まみれのラスト? 勝村政信「『Y』らしい、ワケの分からないエンディング」
米倉涼子さん主演の人気医療ドラマシリーズ「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)のスピンオフで、勝村政信さんが主演する「ドクターY~外科医・加地秀樹~」第7弾(同)が、11月30日午後9時~同10時54分に放送される。10月17日に76歳で死去した西田敏行さんも特別出演しており、西田さんが出演する最後のドラマとなる。 【写真特集】及川光博が神原名医紹介所に! 「ドクターY」第7弾オフショット&場面カット
西田さんは、2013年放送の「ドクターX」第2シリーズから、シリーズ完結作となる12月6日公開の映画「劇場版ドクターX」まで、11年にわたって腹黒くも愛嬌のある唯一無二のキャラクター、蛭間重勝を演じ、シリーズを盛り上げてきた。「ドクターY」でもその存在感を発揮している。
物語は、外科医・加地秀樹(勝村さん)がうっかりギャンブルでボロ負けし、蛭間に届けるはずだった病院資金を溶かして、借金地獄に突き落とされるところから始まる。蛭間におびえまくる加地と、“御意三兄弟”の海老名敬(遠藤憲一さん)と原守(鈴木浩介さん)。そしていつもながら飄々(ひょうひょう)としている神原晶(岸部一徳さん)を前に、“蛭間節”がさく裂する。
物語のカギとなるのは、指導医となった加地を追い詰める態度最悪の医学生の東村練(西畑大吾さん)と、なぜか名字の違う練の父、楠田永吾(及川光博さん)が織りなす、複雑な親子の物語。さらに、海老名と医学生の愛娘、彩(富田望生さん)のほっこりする親子の物語も描写し、コメディー色が強かった過去作とは一転、笑って泣けるハートフルな医療ドラマとなる。
主演の勝村さんも「これまでは『ドクターX』という母艦からなるべく離れ、同じ方向に行かないよう頑張ってきましたが、今回の『ドクターY』はちょっと寄せてしまってる感がありまして……。“とても泣けるドラマ”に仕上がってしまいました! 素晴らしいゲストの皆様の力をお借りして、『Y』にまた弾みがついたんじゃないかなと思っています」とアピールする。
また、世界的に大ヒットしたインド映画「RRR」(2022年)がアイデアの発端になったという“謎まみれのラスト”になるといい、勝村さんは「今回も山田勇人監督は絶好調! 実に『Y』らしい、ワケの分からないエンディングも演出してくださいました。米倉涼子さんから『ラストを見たら、話が全部飛んだ』という感想が届いたほど、ふざけたラストとなっています(笑)」と紹介した。