伝説のアルファ ロメオ「ジュリアGTAm」を「ジュリア クーペ1750 GTV」で再現! サーキット専用として楽しんでます
サーキット専用マシンとしてレースを楽しむ
わが国では旧くから「おたふく」の愛称で知られるファットなボディが強烈な印象の「GTAm」。当時製造されたGTAmのほとんどは純レーシングカーとしてワークスのレース活動に投入されていたので、本物のGTAmの現存率は非常に低いと言われる。なのでヒストリックカー・レースを楽しむサーキット専用マシンとして、赤鹿さんのような楽しみ方は非常にクレバーと言えるだろう。 「JCCAの筑波ミーティングなどにも参戦していますが、あのレースはサニーあたりの国産勢が速いんですよね」 という赤鹿さん。しかし、ヒストリックカー・レースの目的はただ勝てばいいというモノでもない。赤と白のボディカラーはイタリアの有力プライベーター、スクアドラ・アンジェリーナの再現だが、このあたりのツボを押さえたセンスにも脱帽。 今や伝説的なGTAmが活躍した当時に思いを馳せ、当時をイメージしたカラーリングのジュリア クーペでサーキットを駆けるのは、やはりモノのわかったオトナならではの悦楽なのである。
長尾 循