【びわこボート・GⅡ秩父宮妃記念杯】九州・山口勢/GⅠで2Vの谷村一哉ら全4支部から10人が参戦/10月15日開幕
元甲子園球児の佐賀2人
佐賀と長崎は2人ずつがびわこに乗り込む。 佐賀支部はくしくも元甲子園球児コンビ。藤田浩人は佐賀商で、安河内将は小城で出場した。 藤田は的確なスリットからの自在な攻めが持ち味で、コースを問わない安定感がある。びわこは今年、既に2度も出走しており、1月参戦時には優出(4着)を果たした。調整面のアドバンテージを生かして、このGⅡでも活躍を見せる。
安河内も、8月に西スポ杯でびわこを走ったばかりというアドバンテージがある。その西スポ杯はギリギリ予選突破の準優6号艇で5着が精いっぱい。行き足を中心に安定して舟足を仕上げる自慢の調整力で、GⅡ戦の今回は西スポ杯以上の好走を誓う。
長崎2人は大村代表の経験あり
長崎からは、大村代表でメモリアルに出場歴がある支部の主力層である山口裕二と村上遼が参戦。 山口は今でこそA2級だが、自慢のハンドルの切れ味でA1経験も豊富な高いレースセンスの持ち主。デビューしてわずか2年でA級昇格。20歳で初Vも果たした早熟タイプだが、SGデビューは39歳の時のメモリアルだった。そこでは予選をオール3連対で準優に進む活躍も見せた。特別戦の優出は38歳の時の大村周年(3着)の一度きり。遅咲きの星が2度目の特別戦優出へと巧腕を発揮する。
村上も2015年の最優秀新人として、若いうちから注目を集めた逸材。メモリアルは2年前と今年、大村の推薦を受けて2度出場した。特別戦の戦歴も確かでGⅠは3優出。GⅠVこそ未経験だが、そのうち準Vが2回もあり、加えてGⅡで1回だけある優出も準V。特別戦初制覇は時間の問題で、この大会での戴冠を目指す。