ルノー・ジャポン、社長に大極司前社長が復帰 小川社長は日産自動車へ帰任
ルノー・ジャポン(横浜市西区)は6月28日、同日付で前社長の大極司氏(67)が社長兼CEO(最高経営責任者)に就任したと発表した。2年ぶりの復帰となる。小川隼平社長(44)は、日産自動車に帰任した。 現在のルノー・ジャポンは、2012年に日産トレーディングから事業分割して設立。大極氏は初代社長として、約10年間、経営の舵取りをしてきた。その後、日産神奈川(髙木恵一社長、横浜市神奈川区)の監査役などを務めていた。復帰の理由についてルノー・ジャポンの広報は「小川前社長が任期満了となる一方、ルノーの世界戦略が大きく動いており、これまでの状況をよく知っている大極が再び就任することになった」としている。 大極 司氏(だいごく・つかさ) 1980年千葉大法経学部法学科(現法政経学部)卒。日産自動車入社。99年仏ルノー本社、2008年日産プリンス東京(当時)執行役員などを経て、12年4月にルノー・ジャポン社長兼CEO。22年6月に退任し、日産神奈川監査役。1956年7月生まれ。東京都出身。