「もう一度、チームの力に」引退撤回&電撃復帰、期待させる男・室田祐希の覚悟【リアルインタビュー】|STAR is BACK
子どもたちのために1年で再びF1へ
──室田選手のプレーを見ていると「楽しむこと」や「人を楽しませること」を大事にしていると感じます。どんな時がフットサルをしていて楽しいですか? やっぱり、ゴールした時ですね。点を決めるのも、その得点を喜んでもらえるのも楽しいです。観客の盛り上がりもゴールしないと生まれないものだと思うので。 昔はそんなに余裕がなかったですし、自分のことで精いっぱいでした。でもある程度の経験を重ねた時から「人を楽しませたい」という気持ちに変わっていきました。自分自身、ボラや、名古屋でプレーしたリカルジーニョのプレーを見て、自分も楽しませてもらっていたので、いずれそういうプレーヤーになりたいとは思っていました。 ──室田選手にとって「エスポラーダ北海道」とはどんな存在でしょうか? 僕が高校生の時からお世話になってきたクラブです。今では、スクールや応援してくれている北海道の子どもたちから「エスポラーダに入りたい」という声も聞くので、彼らのためにも今シーズンでF1に昇格しないといけないですね。 ──今シーズンは入替戦がなくF2優勝チームが自動昇格となるのでチャンスだと思います。一方で、主力選手が抜けた影響もあるでしょうか。 (関口)優志が抜けたことは痛いですけど、みんな各々の目標があっての判断なので、そこは尊重したいです。宮原(勇哉)と三浦(憂)が帰ってきましたし、戦力アップもしています。僕自身、去年よりも体はつくれているので、ドリブルだけでなくディフェンスのプレスやトランジションの部分、あとは走ることを意識してやっていきたいです。 ──最後に、今シーズンはどんな1年にしますか? チームを昇格させることが一番の目標です。ただし、F2でそんな簡単に勝たせてもらえるとは思っていません。だからこそ本当に、目の前の試合を大事にしたい。去年は結果的に悔いが残ったシーズンだったので、今年はトレーニングを含め、悔いを残さないシーズンにしたいと思います。