ボーイングと労組、新労働協約案で暫定合意-投票で可決ならスト終結
(ブルームバーグ): 米ボーイングと同社最大の労働組合の執行部はストライキの終結に向け暫定合意した。オレゴン、ワシントン両州での7週間にわたるストにより、ボーイングの商用機製造は滞っていた。
X(旧ツイッター)に掲載された10月31日の国際機械工・航空機工労組(IAM)751支部の声明によると、執行部が受け入れた新労働協約案は4年間で38%の賃上げを保証するほか、可決時に1万2000ドル(約182万円)の一時金を支給する内容。
新労働協約案に関する組合員投票は11月4日に実施する予定。IAM751支部は組合員に対し、ボーイングの提案を受け入れてストを終えるよう呼び掛けた。数週間におよぶ団体交渉の末に勝ち取った成果を失うリスクがあると指摘した。
発表を受け、ボーイングの株価は時間外取引で一時2.5%上昇した。
原題:Boeing Union Endorses Latest Offer to End Crippling Strike (1)(抜粋)
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Julie Johnsson