冬に最適!「インフルエンザ・食中毒・口臭」を防ぐ“最強の飲み物”とは?【コンビニで買える】
● カフェインは悪者ではない 脳の働きを活発にして脂肪を燃焼 さて、緑茶に含まれる健康成分として「カテキン」「アミノ酸」「カフェイン」を先に挙げました。この中で特にカフェインに関して、多量摂取の悪影響を心配する人もいるのではないでしょうか。高カフェインの飲みものといえばコーヒーもありますが、実は玉露のほうが、カフェインが多いのです。 しかし、カフェインは悪者ではありません。眠気を防いで脳の働きを活発にし、二日酔いの時は頭をすっきりさせます。ダイエットをするなら、カフェインを取ってから運動すると、効率良く脂肪が燃焼されます。また、疲労回復にも効果があるといわれていますし、鎮痛薬などの医薬品にも含まれています。過剰摂取にならなければOKなのです。 目安としては一時間以内に4~5杯の濃く淹れた緑茶を飲んだ場合など、人によっては体調が変と感じることがあるかもしれません。個人差が大きく、私は1日に10杯程度飲んでも全く問題ありません。 また、健康成分のカテキンとカフェインは、急須に茶葉を入れて熱湯を注ぐと増加します。ですから、朝や日中は熱々のお湯で、二つの成分をしっかり抽出し、感染症予防やダイエットに、そして脳の覚醒に役立ててください。そして夕方以降はカテキンやカフェインを減らし、アミノ酸を高める飲み方がお勧めです。次回、ご紹介しましょう。 【おいしい緑茶の淹れ方】 ペットボトルで販売されている緑茶でも健康成分が多いものを選べば摂取できますが、急須に茶葉を入れて湯を注いで飲めば、健康成分をしっかり取れます! ▼材料・時間 茶葉…2~5グラム 湯の量…100~150ミリリットル 湯の温度…80度~熱湯 蒸らす時間…30秒~3分 ▼種類別ポイント ・玉露……湯温50~60度で2分蒸らす ・煎茶……茶葉、湯量、湯温、蒸らす時間を好みに合わせて ・番茶……茶葉5グラム、湯量もたっぷり ※渋み、苦みが苦手な人は茶葉を少なく、低めの温度で湯量は多く、蒸らす時間を短めにする(濃いめが好きな人、カテキンやカフェインを取りたい人はその逆) >>第2回は12月22日(日)に配信予定です
大森正司/笹井恵里子