冬に最適!「インフルエンザ・食中毒・口臭」を防ぐ“最強の飲み物”とは?【コンビニで買える】
● 「感染症、食中毒、口臭」予防に 食後に緑茶を飲むか、口をすすいで カテキンのもう一つの健康効果である「吸着性」の作用には、ウイルスと鼻やのどの粘膜細胞との結合を阻止し、風邪やインフルエンザなどの感染症予防に貢献します。 実際に家庭で飲む緑茶の濃度から4分の1に希釈した抽出液にインフルエンザウイルスを加えたところ消滅したという実験報告(昭和大学医学部島村忠勝名誉教授)や、緑茶うがいによるインフルエンザ予防効果の報告(静岡県立大学薬学部山田浩教授)もあります。 カテキンはその吸着性によって微生物にくっついてしまいますから、病原性大腸菌O-157なども予防します。刺し身など生ものを食べた後に緑茶を飲めば、食虫毒予防になるのです。 また強力な殺菌作用や、お茶に含まれるフッ素の効果によって虫歯予防や口臭予防にもなるんですよ。食後に緑茶を飲むか、口をすすぐといいでしょう。 ● 糖質を摂取しても 体外に排出されやすくなる 私は一日の最後、入浴して歯磨きをし、あとは寝るだけという状態でスプーンで茶殻をすくって口にポンと入れ、テレビを見ながら、それをパリパリかみます。数百回とかんでいると、だんだん茶殻がドロドロになり、やがて口の中からすーっと消えてしまいます。全部飲み込んだ後、口をすすがずにそのまま就寝します。すると、翌朝口の中がスッキリ爽やかに。 緑茶の吸着性は、糖尿病の予防効果もあります。カテキンを摂取すると、糖質分解酵素の働きが阻害され、糖質を摂取しても消化されずに体外に排出されやすくなるので、糖尿病だけでなく肥満予防にも効果的です。 これだけ健康効果が高いカテキンですが、体を構成する成分ではないため、体内では異物として認識されて排出されやすく、体内にとどまるのは3~4時間といわれます。健康効果を得るには毎食後に緑茶を飲むなどこまめに取ることが大切ですね。