打倒ウィッシュ! ホンダ「ストリーム」2代目は、スタイリッシュになり172万円~で登場【今日は何の日?7月14日】
●ストリームに代わり、車高を上げたボクシースタイルのフリードが人気に
ストリームの人気が低迷する一方で、ホンダは2008年からコンパクトミニバンの「フリード」を発売した。車高がストリームの1590mmよりも120mm高い1710mmで、ホンダ伝統の低床・低重心技術を採用した流麗かつボクシーなスタイリングが特徴。ストリームよりもさらに広い室内空間によって、20代~40代の子育て世代のファミリー層から圧倒的な支持を受け、約1ヶ月で約2万台を受注する大ヒットモデルとなった。 ストリームを圧倒したウィッシュも、2010年以降は徐々に人気が右肩下がりとなり、2017年に生産を終了。2010年代までは、背の低いスタイリッシュなミニバンが人気だったが、以降はフリードやトヨタのヴォクシー/ノアのようなスライドドアを備えた比較的背の高いボクシーなミニバンが人気となっているのだ。 ・・・・・・・ コンパクトミニバンのユーザー層は、主として子育て中の若いファミリー層である。乗用車のようなスタイリッシュさよりも、多人数で楽しめる室内の広さ(車高の高さ)や乗降のしやすさ(両側スライドドア)のような実用性が重視されるのだ。軽自動車でも、車高の高いハイトワゴンやスーパーハイトワゴンが長く主流となっており、このトレンドが2024年の今現在、定着している。 毎日が何かの記念日。今日がなにかの記念日になるかもしれない。
竹村 純