将来期待の18歳の左サイドバックが強烈なECL初ゴールを決めた（写真はイメージです）　撮影：中地拓也

　現地12月12日に行われたヨーロッパ・カンファレンスリーグ（ECL）のリーグフェーズ第5節で、ユールゴーデン（スウェーデン）に所属する18歳DF小杉啓太のスーパーミドル弾に称賛の声が集まった。 ■【動画】「ロベカルみたいなECL初ゴール」「成長が止まらない」の声! スウェーデンで奮闘中の18歳左SBの目の覚める強烈ミドル弾■ 　神奈川県出身の小杉は、2006年3月18日生まれの現在18歳。湘南ベルマーレの下部組織で育った左サイドバックで、今年3月に湘南ユースからトップチームを経ずに海外挑戦を果たし、スウェーデン1部のユールゴーデンで9月から定位置を掴んで評価を急上昇させている。 　武器は強烈な左足キック。リーグ戦では10月の試合でコーナーキックのこぼれ弾を左足ミドルで沈めて初ゴールを決めていたが、今度はヨーロッパの舞台でもその“黄金の左足”でゴールを射抜いた。 　ヴィキングル（アイスランド）と敵地で対戦した試合の後半17分だった。0-0のこう着状態が続いていた中、右サイドのコーナー付近からボールが中央へ展開される間に、小杉が左サイドをオーバーラップする。そして味方のパスに対して走り込むと、ボックス角の位置から左足を狙い澄まして振り抜き、目の覚めるような強烈なミドルシュートをゴール左上隅へ突き刺した。

■「去年までU18にいたんだよ…」

　この小杉の強烈ミドル弾は、ECLの公式エックス（旧ツイッター）で取り上げられ、さらに第5節の「GOAL OF THE DAY」にもノミネートされた。そしてSNS上には次のようなコメントが寄せられた。 「小杉がカンファレンスリーグでゴール決めてる!!」 「遂にスウェーデンを飛び出してヨーロッパリーグでもゴール!啓太の成長が止まらない」 「嬉し過ぎて永遠に見てられる　これ本当に凄いな　しかもUEFAって、去年までU18にいたんだよ…」 「小杉ついに欧州コンペディションでゴールまで決めだしたか」 「小杉くんのロベカルみたいなECL初ゴールが“今日のゴール”にノミネートされてるみたいなので、投票」 　この小杉のゴールで先制したユールゴーデンは、直後の後半20分にも追加点を奪い、2-1で逃げ切り勝利を飾った。これでユールゴーデンはECLのリーグフェーズ5試合を終えて勝点10（3勝1分け1敗）として36チーム中11位に付けている。U-19日本代表にも名を連ねる小杉だが、日本よりも先にヨーロッパの中で評価が上がって行きそうだ。