最新エッセイ集も売行き好調! ハライチ岩井さんに聞く、食べることへこだわりと向き合い方【後編】
――ポップコーンが好き、パクチーが嫌いと公言されていますが、好きな食べ物、嫌いな食べ物を教えてください。 めっちゃありますよ、嫌いな食べ物。西洋系のハーブはOKですけど、アジアの香草はダメですね。あとは漬物がダメですし、あと赤い食べ物も食べられません。 ――赤い食べ物(笑)ですか? たまたまなんですかね。それとも赤いから嫌いとか? トマト、梅干し、福神漬けとか。赤い食い物はほぼダメですね。もはや赤いから嫌いとまでなっているかもしれない。チョロギとかいちばん嫌ですね。赤くなってるのも気持ち悪いじゃないですか。 ――色がついている漬物がダメなんですか? 意味わかんないんですよ、特に柴漬けとか。弁当に入っててご飯に色がついたりして、ムカつきますよね。ご飯ごと削ぎますからね。どういうつもりなんだろう。ご飯にゆかりが一面にかかってるのも終わってますね。 ――昔、ゆかりが好きな人はマザコンだという噂がありました。 なんだその都市伝説(笑)
食べることへのこだわりと飲食店に求めるものとは?
――旅先での飲食店はどう決めてるんですか? 国内では食べログです。海外では歩いて見つけて良さそうなところに入るという感じですね。 ――海外では、なるべくその土地のものを食べるんですか? いや、全然です。この間、ベトナムに行ってきたんですが、ピザ屋にずっと通ってましたし。バイキングがあったらバイキングに行っていますね。 ――食べ物にこだわりがありそうな一方で、まったくこだわりがない感じも同居してるんですね。 食べ物に対して、こだわってはいないんですよね。割と量が食べられて、イヤな思いをしなければ良い。「あの店のコレが食べたい」とか、「俺はこの料理を食べるために頑張っている」とか、そういう欲がまるでなくて。 例えば、美味しそうなパスタがあるとしますよね。それを横から誰かに取られて食べられちゃっても別にいいんですよ。「ちょうだい」と言われれば、全然あげちゃいますし。ただ、その分量のものは欲しいけど(笑)。さっきもお話したように、総合点で70点くらいあれば満足できるんですよね。