【写真：Getty Images】

　ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手は、開幕直後に水原一平被告の違法賭博スキャンダルに巻き込まれたが、調査が進むにつれて潔白が強まった。一方で水原被告は、どのような処罰が下されるのかに注目が集まっている。米メディア『バベル』のスティーブ・ウィリアムズ記者が言及した。 【写真】日本人メジャーリーガー、歴代最高年俸ランキング 　大谷の専属通訳だった水原被告は、銀行詐欺と虚偽申告の2つの訴因で有罪を認めた。検察側は水原被告がギャンブルで負った借金を清算するために、大谷から約1700万ドル（約26.3億円）を窃盗したとしている。 　水原被告は銀行に電話をかけ、大谷の口座にアクセスするために大谷を名乗り、銀行とのやり取りで少なくとも24回も大谷になりすましたことも発覚した。水原被告は大谷とスタッフの間のすべての翻訳を担当したため、大谷や会計士は何が起こっているのか知らなかった。 　水原被告の判決が近づく中、ウィリアムズ氏は「司法取引によると水原被告の最高犯罪レベルは29であり、前科のない人間には連邦刑務所で87ヶ月から108ヶ月の刑期が課される。検察側は量刑案を明らかにしておらず、刑期を短縮する米国量刑ガイドラインの変更を提案する可能性もある。最終的に判決は裁判官次第だ」と言及した。