５回無死一塁、森敬斗に適時三塁打を打たれた戸郷翔征（捕手・岸田行倫、カメラ・中島　傑）

◆２０２４　ＪＥＲＡ　クライマックスシリーズ　セ・ファイナルステージ　第６戦　巨人２―３ＤｅＮＡ（２１日・東京ドーム） 　巨人はＤｅＮＡに接戦で敗れ、日本シリーズ進出はならなかった。３連敗から２連勝し、１勝のアドバンテージを含み３勝３敗と逆王手をかけて臨んだ試合は、中４日で先発した戸郷翔征投手が、２点リードの５回に同点に追いつかれ降板。８回からは第２戦に先発した菅野智之投手が小林誠司捕手との「スガコバ」バッテリーで登場し総力戦で戦ったが、９回２死三塁から菅野が牧秀悟内野手に勝ち越し適時打を許し敗れた。 　戸郷は４回に自らスクイズで２点目を挙げたが、直後の５回に３長短打で同点に追いつかれ、５回途中で降板した。 ―悔しい結果 「そうですね。最後の試合で先発して、２点取られて同点に追いつかれた。それまでいい展開だったので、自分のスクイズも決まって…いい展開だったんですけど、その後の回でちょっと先頭を出したりだとか、焦って勝負にいったりだとか。そういうところが今シーズン多かったので、それが出た試合だったかなと思います」 ―ＣＳの怖さを感じた試合 「みんなが頑張ったけど、こういう結果になったので。来年はやり返さないといけないですし、本当にＤｅＮＡは投手もあまりいない中、いる投手がみんな出せる力を出して、この６戦を戦ってきたと思う。打者陣はすごくいい打線でした。本当に僕らが負けたので、それに尽きるかなと思います」 ―エースとして戦った１年 「最後まで笑顔で終われたら一番でした。菅野さんの最後をきれいに飾ってあげたかったですけど、来年からはやらないといけない立場。この悔しさを糧にして頑張りたいと思います」 ―試合後に菅野と会話していた 「軽くしましたし、来年から頑張っていう話もされたので。その言葉のようにリーグ優勝して、次は日本一を取れるようにチーム一丸となって頑張りたいなと思います。みんな各個人、個人…僕自身もそうですし、課題が出た選手もいると思うので、その課題を一つでも潰せるようにと思います」