【革靴なのにパーツはわずか3種類!?】極限まで無駄をそぎ落とした“超快適シューズ”の魅力を大解剖!『SDGsモノ』
今や、誰しもが欠かすことのできない“SDGs”への配慮がなされた、魅力的なモノやサービスを紹介していく当連載。今回取り上げるのは「ロックポートのシューズ」です。 【関連画像】【“反則級”の高コスパ】ナイキ、アディダス、ニューバランス……最先端テクノロジー搭載「超かっこいいスニーカー」ベスト3を詳しく、写真を見る(全24枚) 『SDGs』を今一度おさらい! 2015年9月の国連サミットで採択された持続可能な開発目標。「貧困」「持続可能な消費と生産」「気候変動」など17のゴールと169のターゲットから構成される。2030年が達成年限。
パーツを削減することで生産工程のCO2排出量を大幅削減!
ROCKPORT(ロックポート) トゥルーフレックス エボリューション 各¥14,300 「世界一履きやすい革靴を作る」を標榜し、スニーカーのアウトソールに革靴のアッパーを縫い付けることで快適な履き心地のシューズを生み出したロックポート。常に業界を驚かせてきた先進性は、今、サステナブルな社会の実現という視点にも向けられている。 23年11月に発売した「トゥルーフレックス エボリューション」は、リサイクル素材を用いた合成皮革のアッパーを採用。さらに画期的なのは、アッパーパーツを3種類にまで大幅に削減したことにある。 これにより、生産工程におけるCO2の排出量を最小限に留めることに成功。SDGsの目標のひとつ「気候変動への具体的な対策」を履行する。 当然シューズ専業メーカーとしてのノウハウがあるからこそ実現したプロジェクトであり、たった3枚のパーツであってもアッパーは立体的に縫製され、従来の製品と比べても足へのフィット感に遜色はない。 パーツの少なさはシンプルなデザインとして昇華され、スタンダードなカラーで使用シーンを問わないところもサステナブルな意識を感じさせる。 再生素材の活用だけでなく生産工程にまで目を向けた「トゥルーフレックス エボリューション」は、これからの時代にふさわしい一足であることに間違いない。 ロックポート独自の素材配合率を採用した「アクティブソール」。屈曲性、軽量性、クッション性に優れたうえ、長く履けるための機能をプラス。 ワントーンで仕上げられたホワイトとブラック、ホワイトソールとのコントラストがさわやかなネイビーの全3色展開。オールシーズンで活躍する。 ■アッパーをわずか3枚のリサイクル素材で構成 外側パーツ、内側パーツ、そしてヒールパッチという、わずか3種類でアッパーを構成。一般的なシューズはおよそ70種類が使われているというから、5%以下に留めた計算に。CO2排出量の削減に貢献する。 ■2021年からサステナブルなコレクションをスタート 創業50周年を迎えた2021年より、ロックポートでは環境にやさしいエコ素材を使用したコレクションやパッケージの採用をスタート。サステナブルな地球環境を維持する活動を積極的に推進するようになっている。 文/横山博之
MonoMaxWeb編集部