じゃらん国内宿泊旅行調査、2023年度の旅行費用はシニア層が高額に、現地消費は18~29歳男性が突出
じゃらんリサーチセンターは、全国1万5520人の宿泊旅行者を対象に「じゃらん観光国内宿泊旅行調査2024」を実施した。この調査は、観光などを目的とした宿泊を伴う国内旅行(出張、帰省、修学旅行などを除く)実態を調べるもの。 それによると、2023年度に国内宿泊旅行を実施した人は49.5%。性・年代別では若年層の旅行実施率が高い傾向だった一方、年間平均旅行回数や平均宿泊数は60代以上のシニア層も多く、延べ宿泊数で見ると18~29歳男女、60代男性、70代男性などがボリュームゾーンとなっていることがわかった。 また、国内宿泊旅行にかけられた費用総額は、推計7兆9172億円。そのうち3兆3773億円(42.7%)を現地消費が占めた。1回の国内宿泊旅行にかかった費用で見ると、最も高いのは70代女性の6万7900円、次いで60代女性の6万4800円、70代男性の6万3900円などシニア層が目立つ一方、現地消費は18~29歳男性の3万1300円が突出して高くなった。 都道府県別の延べ宿泊旅行者数では、最も多かったのは東京都。関東や九州などは居住ブロックからの旅行者が最も多いが、東北、甲信越・北陸、東海、沖縄は関東からの旅行者が最も多い傾向となった。 同行者については、最も多いのが「夫婦2人での旅行」で24.9%。ついで、「ひとり旅」が15.9%となった。18~29歳男性では「ひとり旅」が24.9%を占め、同じ年代でも女性では「友人との旅行」が24.5%とトップとなった。
トラベルボイス編集部