<’22センバツ九国大付>大牟田出身の野田主将、母の職場が強力応援 /福岡
第94回選抜高校野球大会開幕日の18日に初戦を迎える九州国際大付(北九州市)の野田海人主将(3年)は大牟田市出身だ。母雅美さんが勤務する同市入船町の有明乳業は「祝全国大会出場」と記した横断幕やちらしを作って応援している。 同社によると、雅美さんは勤続約30年のベテラン社員。野田主将の幼少時、保育園帰りに社内で遊んだり、少年野球を始めてからはランニング途中に立ち寄ったりしたという。 横断幕は2021年11月、九国大付が明治神宮大会に出場した際に作って社屋に掲げた。下原小百合専務は「甲子園も出場するだろう」と考えて選抜出場時も使える文言にし、その通りとなって22年1月再び掲示した。約1万1000部発行している顧客向け情報誌にも記事を掲載した。 下原専務は「生まれた時から知っており、我が子のことのように甲子園出場を喜んでいる。優勝候補の大阪桐蔭と戦ってほしい」と期待を高めている。 野田主将が中学時代に所属したみやま市の少年チーム、高田ファイターズも同市高田町の文化施設、まいピア高田に「祝センバツ出場」と記した横断幕を掲示した。 チームの瀬口健・総監督(74)は「中1の時からキャッチボールのスローが素晴らしく、上達すると思った。所狭しと暴れてほしい」と活躍を願う。18日の第3試合でクラーク記念国際(北海道)と対戦する。【降旗英峰】 〔筑後版〕