センバツ2024 念願の甲子園“出場” 丹波篠山市職員、辻川さん審判に /兵庫
第96回選抜高校野球大会に、元高校球児で丹波篠山市職員の辻川貴志さん(46)=写真左=が審判員として派遣される。甲子園での審判は初めて。7日、市役所で壮行会があり、辻川さんは「選手のために力を尽くしたい」と力を込めた。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 辻川さんは、市教育委員会社会教育課でスポーツ振興を担当。高校野球強豪校を率いてきた長沢宏行さんの市スポーツ振興官就任などに関わってきた。 篠山産業高校野球部では補欠だったが、卒業後も市役所野球部などでプレーを続けた。2005年から県高校野球連盟の審判となり、21年秋季大会近畿大会決勝の球審を務めた。今大会は、県高野連から1人審判員を派遣するにあたって辻川さんが選ばれた。 審判を務めるうちに、高校時代とは違う立場とはいえ「甲子園出場」の夢が再燃したという辻川さん。「子どもたちの人間形成に携われることが審判員の魅力」と語る。大会では塁審を担当するといい「選手たちの一つ一つのプレーに応えられるジャッジを目指したい」と意気込んだ。【幸長由子】 〔但馬版〕