【ヤクルト】高津監督「けがをして外れる投手は指名しない」慎重に守護神を選定、今季固定できず
ヤクルト高津臣吾監督(56)が慎重に守護神を選定していく。「非常に大事なポジションなので、もしかしたら開幕投手以上に考えることはたくさんある」と自身が現役時代につかさどったポジションの重要性を説いた。今季はクローザーを固定出来ず、難しい1年となった。同監督は求める人材のポイントにメンタル、体力を挙げ「けがをして外れるようなピッチャーは指名しないですし、143試合しっかりベンチに入ってくれる人を指名したい」とうなずいた。 7セーブに終わった田口、開幕ローテ入りから救援に回って11セーブを挙げた小沢、チーム最多60試合の登板で、同トップタイの9勝を挙げた中継ぎの大西が25年の守護神に名乗りを上げている。そこに新外国人の最速159キロ右腕マイク・バウマン(29)も競争に加わる。高津監督は「競争することは大事だと思いますよ。ちょっとそれが薄れているのが今のチーム事情、状態なのかなと思いますし、けんかするわけじゃないですけど、全員がライバルだと思って、言葉は悪いですけど、蹴落としてでもそのポジションをつかんでいくとか、1軍残るとか、そういう強いものは必要でしょうね」。燕のケツを取るバトルロワイヤルが始まる。