民進党代表選2017(全文2完)枝野氏「自民党には理想論だけでは勝てない」
●国会議員の投票総数142票のうち無効票が「8」
升田:大変長らくお待たせをいたしました。ただ今の直接投票の結果を神本代表選管委員長よりご報告いたします。 神本:ご報告いたします。国会議員有権者の投票は1票が2ポイントとなり、国政選挙の公認候補予定者有権者の投票は1票が1ポイントとなります。国会議員有権者の総数は145名、投票総数は142票。そのうち有効投票は134票、無効票は8票でした。なお、あらかじめ投票権を放棄された3名の方は棄権となります。また国政選挙の公認候補予定者の総数は128名、投票総数は126票。そのうち有効投票は126票、無効票は0票でした。それぞれの候補者への有効投票数とそれをポイントに換算した結果として、獲得ポイント数は、前原誠司候補は国会議員83票、公認候補予定者84票で獲得ポイント250ポイント。獲得ポイントは250ポイントです。枝野幸男候補は国会議員51票、公認候補予定者42票で獲得ポイント144ポイントでした。ただ今発表しました直接投票の結果に先ほど発表しました郵便投票の結果を合計すると、各候補者の獲得ポイント数は前原誠司候補502ポイント、枝野幸男候補332ポイントとなります。以上でございます。 付け加えます。有効投票の総ポイント数は834ポイントであり、その過半数は418ポイントとなります。従いまして党員・サポーター、地方自治体議員、国会議員、公認候補予定者からなる有権者の投票により過半数を獲得された前原誠司さんが民進党の新しい代表に当選されたことをご報告いたします。以上で代表選挙は終了いたしました。ご協力ありがとうございました。
新たな政治の変わり目の日だったと後で言われるように
吉川:皆さまありがとうございます。そして前原誠司新代表、当選おめでとうございます。ここで全国の皆さまへのお礼と、新たな代表としての決意をお願いいたします。ご登壇お願いいたします。 前原:皆さま方のおかげで民進党の新しい代表にご推挙賜りました。ご支援をいただいた皆さん方、そして全ての国会議員、総支部長、自治体議員、党員・サポーター、関係者の皆さまに心から御礼申し上げます。ありがとうございました。今の開票の結果を伺いまして、非常に難しい船出だという思いを強くいたしました。 先ほどからお話をさせていただきましたように、今、この場で政権交代を言っても国民の皆さん方は何を言っているんだと、こういう状況になろうかと思います。しかし自民党しか選ぶものがない。あるいはまだ形の分からない何かに対する期待が集まっている。こんな危うい政治状況はわれわれの力で変えていかなくてはなりません。自己責任型社会の冷たい社会ではなくて、全ての人に不安から安心、希望というものをつないでいき、それが新たな社会の好循環を生んでいく。これは果てしない取り組みにこれからなろうかと思います。 今日、お約束をしたように、私は今日からワン・フォー・オール、皆さんのために、国民のために、全てをささげて働く覚悟であります。それは新たな選択肢を示し、国民に対する使命を果たすためであります。一緒に戦った枝野幸男さん、ありがとうございました。これから枝野さんを応援された方々も一緒になって、あとから、あのときは民進党には期待をしてなかったけども、今日この日が、新たな政治の変わり目の日であったと、後で言われるように、皆さん頑張ろうじゃありませんか。 決意と覚悟を持って、皆さんと一緒にこの難しい局面を、われわれのためでなく、国民のために切り開くことを心からお誓い申し上げまして、代表という大変重い役割をいただいたその決意の表明と、全ての皆さん方に対する御礼のごあいさつにさせていただきます。ありがとうございます。よろしくお願いいたします。 吉川:前原誠司代表、そのまま壇上にお残りください。ここで今まで民進党を支えてこられました、蓮舫前代表のご登壇をお願い申し上げます。併せて枝野幸男候補者の再度のご登壇をお願いいたします。3名、舞台中央にどうぞお並びください。 会場の皆さま、今まで厳しい状況、情勢の中で民進党の先頭に立って支えてこられた前代表に感謝するとともに、長く熱い選挙戦を戦い抜かれた2人の、両候補の検討をたたえたいと存じます。蓮舫前代表および前原誠司新代表、枝野幸男候補の今後のご活躍を期待し、あらためて皆さまどうぞ、拍手をお送りください。今後も手を携えて、民進党の発展に向けて、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。3人、握手して。檀上の前原誠司新代表、蓮舫前代表、枝野幸男候補、まだそのままよろしくお願いします。