小倉智昭さん死去 昭和~令和のテレビ支えた功労者また一人…芸能人の訃報相次ぐ 追悼の声続々
フジテレビ朝の情報番組「情報プレゼンター とくダネ!」などでキャスターを務めた小倉智昭(おぐら・ともあき)さんが9日、死去した。77歳。6日には女優で歌手の中山美穂さん(享年54)の訃報が伝えられたばかりで、昭和から令和まで長きに渡り芸能界で活躍を続けたタレントの訃報が相次ぎ、列島が悲しみに包まれている。 【写真あり】10月に集まったばかり…古市憲寿氏や伊藤利尋アナらと自宅で笑顔の小倉さん 小倉さんは1999年4月からスタートした「とくダネ!」に22年にわたってメーンキャスターとして出演。“朝の顔”としてお茶の間に親しまれた。2016年に膀胱(ぼうこう)がんを公表し、肺にも転移するなど長く闘病生活を続けてきたが、今年11月23日に放送されたフジテレビ「小倉ベース」では元気な姿を見せていた。 入浴中の不慮の事故のため死去した中山美穂さんは、1985年6月にシングル曲「C」でデビュー後、瞬く間にトップアイドルとなり、一時代を築いた。訃報が伝えられた6日には大阪で公演を予定しており、今年出演したテレビ番組も多数。現在まで第一線で活躍し続けた。 11月には、テレビドラマでも活躍した落語家の桂雀々さんが64歳の若さで死去、また数多くの映画・ドラマで活躍し、「にっぽん縦断 こころ旅」で現代まで親しまれた俳優・火野正平さんが75歳で死去。俳優仲間に大きな衝撃が走った。 「生きる」「二十億光年の孤独」など数々の詩集で知られ、世界各国で翻訳された日本を代表する詩人・谷川俊太郎さんも11月に死去。アニメ「鉄腕アトム」の主題歌の作詞や絵本「スイミー」などは教科書に採用され、現代の少年少女にも大きな影響を与えた。 10月にはアニメ「ドラえもん」の声で知られる声優・大山のぶ代さん、ファッション評論家のピーコさん、映画「釣りバカ日誌」シリーズなど数々の名作に出演した俳優・西田敏行さんの訃報が相次いで伝えられ、多くの追悼の声が上がった。