年越しに「牡丹そば」を ツガルサイコー(青森県黒石市)、市長に披露
青森県黒石市で栽培されている「牡丹(ぼたん)そば」を多くの人に味わってもらおうと、同市大川原地区で牡丹そばを提供しているホテル・飲食業「ツガルサイコー」が新たに持ち帰り用の年越しそばセットを開発した。4日、同社の福士収蔵会長が市役所を訪れ、髙樋憲市長に新商品を披露した。 牡丹そばは豊かな香りや甘さが特長だが、倒伏しやすく他品種に比べて収量で劣るため、全国的に生産量が少ないという。同市は2016年度に遊休農地活用の一環で作付けを呼びかけ、ブランド化に取り組んでいる。本年度は計13.3ヘクタールに作付けし、約9トンを収穫した。 福士会長は「牡丹そばに合わせ、つゆや天ぷらも吟味した。今年はそばの品質も良く、ぜひ一度食べてほしい」と語った。試食した髙樋市長は「牡丹そばの風味、甘みがしっかり感じられる。黒石の年越しの定番になればいい」と話した。 年越しそばセットは生そばとそばつゆ、えび天付きで1800円(2人前)。200食限定で24日までファクスで予約を受け付ける。注文用紙は同ホテルのホームページからダウンロードできる。予約者には29~31日に「ホテルあずまし屋」で引き渡す。当日販売は行わない。