【先出し!注目新馬/函館】近親にGⅠ2勝馬 注目のナダル産駒ルージュアマリアは7・6にデビュー
【7月6日・土曜函館5R=芝1200メートル】
◆クアトロイヴェール(牡=父ミッキーアイル、母ローズシュクレ・庄野) 昨年の北海道サマーセール出身(落札価格1500万円)で、近親に22年秋華賞勝ちのスタニングローズがいる。牧場から函館競馬場に直接入り、1週前となる6月26日には芝併せ馬で5ハロン67・6ー12・0秒(仕掛け)を計時した。「血統や背中の感触からは芝の短い距離が合いそう。追い切りはしっかり動けているし前進気勢がある。少し乗り難しい面があるので、(川端)ジョッキーがつきっきりで調教をつけて手の内に入れてくれています」と末吉助手。レースでも騎乗する川端も「環境にも慣れて追い切りの感じは良くなってきました。いいものがありそうです」と好感触。馬体重は460キロ。 ◆ルージュアマリア(牝=父ナダル、母アルモニカ・黒岩) 母は新馬戦(阪神芝7ハロン)、春菜賞(東京同)勝ちでJRA2勝。近親にGⅠ2勝のワールドプレミアがいる。6月26日の函館芝で前述クアトロイヴェールと併せて併入した(馬なり=タイムは同じ)。「牧場から直接函館競馬場に入って、1週前が2本目の追い切りでしたけど、ジョッキー(永野=レースでも騎乗)の感触は良かったです。環境に慣れるまで少し時間はかかりましたが、素直で扱いやすいし、思った以上に動けています」と松原助手は手応えを感じている。馬体重は410キロ。
【7月7日・日曜函館5R=芝1800メートル】
◆ローレルオーブ(牡=父ウインブライト、母ルージュマジック・杉山佳) 新種牡馬ウインブライトの産駒は6月30日の函館1R(2歳未勝利=芝1200メートル)でシュードタキライトが勝ち、産駒の初勝利を挙げたばかり。同26日の函館ウッドでは古馬相手に3頭併せの真ん中で5ハロン67・6ー12・6秒(一杯)。外に1馬身遅れも内には1馬身半先着した。「ゲート試験にもすぐに受かりましたし、前向きで手がかからないタイプ。血統やコントロールが利くことからもこの条件は合いそうです」と渡辺助手。馬体重は450キロで、鞍上には斎藤を予定している。
立川 敬太