センバツ高校野球 雨天順延、きょう初戦 常総学院・若林主将「準備は万全」 /茨城
第96回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)は23日、雨天のため1、2回戦の計3試合が24日に順延された。同日の第1試合(午前9時開始予定)で日本航空石川との初戦を迎える常総学院の選手たちは、阪神甲子園球場の室内練習場で約1時間半、打撃練習やストレッチなどを行い汗を流した。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 試合開始時間を想定して午前5時に起床した選手たちは、午前7時半ごろから練習を開始。エース・小林芯汰(3年)ら投手陣はキャッチボールをした後、ブルペンで投げ込んで最終調整し、野手陣はトスバッティングなどの打撃練習でバットを振り込んだ。 順延を受け、島田直也監督(54)は「楽しみにしていたが、天候には勝てない」と気持ちを切り替え、「(順延は)想定していた。選手たちも緊張していたので、これで慣れてくれたのでは」と期待を込めた。 若林佑真主将(同)は「延期になっても全員が集中し、気を抜かずに練習できた」と前向きに捉える。雨天続きだった3月の沖縄遠征と重ね合わせ「(沖縄では)雨の甲子園を想定して試合をしてきた。準備は万全だと思う」と落ち着いた表情。初戦に向けては「支えてくれた人たちの期待に応えられるよう、一戦必勝で頑張りたい」と意気込んだ。【川島一輝】 ◇地元で「熱い声援を」 Jスタ土浦 スコアボード新装 土浦市のJ:COMスタジアム土浦で23日、スコアボードの新装を記念して式典が開かれた。センバツに出場する常総学院の若林佑真主将らがビデオメッセージで「熱いご声援を」と呼びかけ、地元の応援ムードを高めた。 式典には市・野球関係者ら計約100人が出席。現地入りしている安藤真理子市長は録画映像で「初戦突破に向けて皆さま声援を。頑張れ、常総学院!」とエールを送った。スタンド席で見守った地元野球少年団、山ノ荘コスモスの福田龍生さん(12)も「優勝目指して頑張って」とナインを激励。市は日本航空石川との初戦に合わせて球場を開放し、パブリックビューイングを行う。【鈴木美穂】