【速報】龍涎香は見つからず 大阪・堺泉北港で死んだクジラの埋設作業始まる 「埋設」と言っても穴を掘るのではなく土をかぶせる形式
大阪湾に迷い込んで死んだクジラの埋設作業が26日午前、始まりました。 体長約15メートルのオスのマッコウクジラは、1月中旬から大阪湾に迷い込み、19日、堺泉北港内で死んだことが確認されました。クジラの死骸は22日午前に、堺市にある大阪府が所有する産業廃棄物最終処分場「第7ー3区」に移動させていて、その後、専門家が内臓や骨を取り出して年齢や住んでいた海域を調べるなど学術調査が実施されていました。 なお、マッコウクジラの腸内にできることがある結石で、有名ブランドの香水の原料になるとされる「龍涎香」はみつからなかったということです。 「埋設」といっても穴を掘って埋めるのではなく、クジラの上から土をかぶせていく形になるとみられます。 去年大阪湾で死んだクジラについては、処分方法として「海洋投棄」が選択されていて、費用は約8000万円でしたが、今回はその半分以下になる見通しだということです。