特急サンダーバード 車いす用スロープをドアに挟んだまま発車 JR新大阪ー京都駅間を走行 係員が取り除く前に車掌に合図
3日午後、JR西日本の特急「サンダーバード」が、車いすの客が乗車する際のスロープを付けたまま発車し、次の停車駅まで走行するトラブルがありました。 JR西日本によりますと3日午後3時前、JR新大阪駅に停車していた特急「サンダーバード89号」で、係員がホームとドアの間に折りたたみ式のスロープを設置し、車いすを利用する客の乗車を手伝いました。 客の乗車後、係員はスロープを取り除く前に車掌に合図を送ったため、列車はドアにスロープを挟んだまま、発車しました。 スロープの一部は、新大阪駅のホームの柵に接触して破損しましたが、残った板がはみ出た状態でサンダーバードは走行。 次に停車した京都駅で、別の車掌が異常に気付き、スロープの一部を撤去したということです。 乗客らにけがはなく、列車は車両の確認により京都駅を17分遅れて発車しました。 JR西日本は「駅係員に対して、お手伝い対応の際は終了した旨を相互に確認することを再徹底するように指導する」としています。
ABCテレビ