Samsung、500Hz対応の有機ELゲーミングモニター。裸眼3Dや37型4Kモデルも
韓国Samsung Electronicsは、AI機能や500Hzリフレッシュレート、裸眼3Dなど、様々な機能を備えた2025年向けゲーミングモニターシリーズをCES 2025で展示する。 【この記事に関する別の画像を見る】 ■ AI機能を搭載した32型4K有機EL「M9」 「M9」(M90SF)は、32型4K解像度の有機ELモニター。スマートな画像調整機能と検索機能を通じて、エンターテイメント性とインタラクティブ性を強化する業界初のAI機能を導入しているのが特徴。 入力信号を分析し、ゲーム、ビデオ、アプリなど、モニターが表示している内容を判断。最適な視覚体験が得られるよう、ディスプレイ設定を自動調整する機能を備える。ゲームの場合は、ゲームジャンルも認識でき、画像設定を微調整するという。 またAI処理とニューラルネットワークを活用し、低解像度のコンテンツを4K品質に変換する機能も用意。入力信号と既存の画像データを分析することで、元の解像度に関係なく、鮮明なビジュアルを実現するとのこと。 ■ 500Hzリフレッシュレートを実現したゲーミングモニター 同社のゲーミングモニターシリーズ「Odyssey」からは、「OLED G8/G6」モデルが発表された。 「OLED G8」(G81SF)は、27型4K解像度の有機ELゲーミングモニター。リフレッシュレートは最高240Hz。 「OLED G6」(G60SF)は、27型QHD解像度の有機ELゲーミングモニター。リフレッシュレートは最高500Hz。 どちらのモデルも0.03ms(GTG)の応答時間を実現、AMD FreeSync Premium Proに加え、NVIDIA G-Syncもサポートしており、ティアリングやちらつきの少ない滑らかな画像を表示できる。VESA規格のDisplayHDR True Black 400も取得。表面は反射のないグレアフリー。 ■ 裸眼3Dゲーミングモニターと37型4Kモニター 「Odyssey 3D」(G90XF)は、27型の裸眼3Dゲーミングモニター。パネル前面に取り付けられたレンチキュラーレンズと前面ステレオカメラにより、3Dメガネを装着することなく、3D映像が楽しめる。AIを使用して、2Dビデオを3Dに変換する機能も備えるという。 「ViewFinity S8」(S80UD)は、37型4K解像度のモニター。sRGBカバー率は99%で、長時間使用しても目の疲労を軽減する機能も搭載。複数のデバイスでマルチタスク作業が行なえるKVMスイッチのほか、接続デバイスを充電できる90W USB-Cポートも備える。
AV Watch,阿部邦弘