リッチモンド連銀総裁、金利上昇の本格的な影響はこれから表れる
(ブルームバーグ): 米リッチモンド連銀のバーキン総裁は、高金利が景気を一段と鈍化させ、インフレを当局目標の2%に向かって減速させるとの見解を示した。
バーキン総裁は6日、労働市場が堅調なため、金融当局は利下げを実施する前にインフレが持続的に鈍化する証拠を得る時間を確保することができると発言。一方で、住宅とサービスのインフレ継続が、今年見られているように物価を高止まりさせるリスクがあると述べた。バーキン総裁は今年の連邦公開市場委員会(FOMC)で投票権を持つ。
総裁はサウスカロライナ州のコロンビア・ロータリークラブで講演。「現行の景気抑制的な金利水準が需要を抑制できると、私は楽観している」とし、「金利上昇の本格的な影響はこれから表れる」と述べた。発言内容は事前原稿に基づく。
原題:Fed’s Barkin Says Full Impact of High Interest Rates Yet to Come(抜粋)
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Steve Matthews, Craig Torres